祖父に似て、濃い色の肌と彫りの深い顔立ち、大柄で背が高すぎる以外は、平凡に暮らしてきた私、瀬尾(せお)蜜月(みつき)。
恋愛も結婚も諦めて将来はどこの老人ホームに入ろうかと考えていた35歳の春、スモークガラスの車の中に、見えるはずのない鳥籠を見た。
その日から、漆黒の獅子の本性を持つ美形の男性、夜臼(ゆうす)津(しん)に導かれて、私は人間ではなく、獣の姿を本性に持つ『ひとならざるもの』の世界に入っていく。
35歳の容姿以外は平凡な女性が、自分が人外と知り、人外の起こす事件を解決する探偵事務所の一員となって、事件を解決しつつ、恋も育てていく、大人同士のすれ違い、現代ラブファンタジー。
恋愛
- #大人
- #純愛
- #すれ違い
- #人外
- #獣
- #ミステリ風
- #現代ファンタジー
- #イケメン