主人公が生まれた星は地球に似ているがどこか違う星。人類は100年近く宇宙からの侵略者と戦っていた。その生物の事を人類はエーリアンと呼んでいる。ある日宇宙船に乗ってやって来たエーリアンは星を侵略する為に攻撃を始めた。
日に日に増えて行くエーリアンに人類も必死に戦っていた。シェルターを作りその中では軍人でない人間はそこで生活を始めた。
長い戦いの中で人間には少しずつ変化が見られるようになる。エーリアンが星に来た故に謎の微生物が発生し人間に影響を与えている、人間がエーリアンに対抗する為に進化している、などと研究者は言っているが真実は分からない。だが、人間の中に特別な力を持つ人間が生まれ始めた。
主人公であるココナその1人。
つい最近能力が発動した女性だ。能力を持った人間はどういった能力であっても軍人になる事が決まっている。そして能力によって色んな部隊に宛てがわれる。
ココナの能力はテレパシー。
訓練する事によって、特定の人にだけだったり、範囲内にいる人達に思考を届ける事が出来る。またその人の思念のチャンネルを覚えておけばその人からの思念も受け取れる。
ココナが配属されたのは前線で戦いを続ける第一部隊だった。
ココナはそこでマサトに出会う。
第一部隊にはマサト以外にもメンバーがいる。前線で戦うことに向いている能力者ばかりだった。だが、マサトはただの能力者ではなく、1度エーリアンに捕らわれ改造された人間だった。マサトの能力は不死。身体がちぎれようが、切り刻まれようが死ぬことが無い。
ココナは前線で動くメンバーの連絡係が主だった仕事だったが、いつも戦いの後傷だらけで動けないマサトを探すのが主人公の仕事にもなっていく。
ココナも仕事に慣れ始めた頃に、第一部隊は他のエーリアンとは姿の違うエーリアンと出会う。
会話の出来るエーリアンに驚きを隠せない第一部隊。そして、そのエーリアンはマサトを知っていると言う。戦いの中、1人置き去りにされたマサトを助け他の仲間の所にまで運んだというのだ。そして彼の身体を改造した事実は無いという。
会話の出来るエーリアンは2人。それぞれタトラとツトラと名乗る。
タトラとツトラは元々3人でこの星に降り立ち、侵攻ではなく、友好な関係を築こうとしていた。
だが先に友好関係を崩したのは人類の方だった。彼らの弟を攫い実験体としている。
エーリアンの要求はただ1つ。弟を返して欲しいだけなのだがそれが叶わない。そして今人類を襲っているのは自分達とはまた別の生物だった。
その生物は人類が弟(テトラ)の身体の1部を移植して作られた人間兵器。マサトも実験体の成功例だった。
真実を知った第一部隊はエーリアンの話を信じ、彼らの弟を救い出す。