藤村葵は生け花「尾上」の家元の双子姉。「双子は一族に禍をもたらす」という戒めにより葵は華道家の親戚と離島で育つが養父の死去、本家に戻され虐げられて育つ。
父である家元の尾上浩一は新進気鋭の若手華道家、龍崎天樹と資本提携を結ぶため、双子妹の百合子との結婚を勧めるが、これを疑う龍崎はまず仕事を手伝う人材を寄越せと尾上に注文をつける。こき使われると思った浩一は、葵を差し出す。
この頃、遺跡から華道に関する三種の神器が発掘され、華道、茶道、香道の家元に異変が起きる。そんな葵は龍崎家の厳しい仕事に耐え、尾上の才能を継承し素晴らしい生け花をする葵に天樹は惹かれていく。
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