とある都会の進学校に通っていた雫、沢山の夏期講習に嫌気をさして人生初めてのサボりをした。気づいたら高校からは真反対の方向の電車に乗り、最後の駅に降りた。緑が栄えている知らない田舎町を散歩していると、川に流れてきたある男子高校生に出会う。その男子高校生にこの田舎町ー睡蓮町ーを案内される。
今までどこかで忘れていた自然の安らぎと知らない感情。また会いたいなと思ったとき父から引っ越しの話が出て二学期にまた彼と再会。運命みたいな再会に雫は彼と距離は近づいたが、ある日彼は小さな男の子を助け、溺れて亡くなってしまう。
そして二十歳になった夏祭りの日、幼い少女が彼と似た男の人を見たと聞いて、雫は追いかける。その先に見えたのは・・・