高校3年生のシュウは、進学か就職か迷っていた。特にやりたいことも見つからない今の状況で、進路を決めることに躊躇していた。だからといって、どんな行動を起こせばいいのかもわからないまま、日々が過ぎていく。そんな中、知らない電話番号から電話がかかってきた。恐る恐る電話に出てみると、女性の声。開口一番「屋上に来て!」と半ば叫ぶように言われ、一方的に電話が切られる。不信感満載のまま、向かった屋上には、同じ制服を着た女の子が仁王立ちで待っていた。「私と旅をしてくれない?」彼女、ハヅキは強引にシュウを連れ出す。訳も分からないまま始まった二人の旅。
「私ずっと、あることから逃げ続けていたの」
それは単なる旅なのか。それとも、、、、