時は、朝鮮王朝中期。
貴族階級である両班の子息、夢龍(ムリュウ)は、科挙に合格するため、内侍(宦官)の京成(キョウセイ)に、取り入る。
夢龍は、壮元(主席)で合格し、官吏への道を歩むことになる。
京成は、夢龍に、王直属の密使、暗行御史(アメンオサ)の職を勧めた。
王国中部、南原で、長官の職につく甥が不正を行って居ないか確かめて欲しいと、言うが、つまりは、私欲に走っている甥を見逃せと言うことだった。暗行御史(アメンオサ)のお墨付きがあれば、甥の罪は、無いものになるからだ。
仕方なく南原へ、向かう夢龍だったが、春香(しゅんこう)と名乗る謎の女と出逢う。
幼い頃、父親の赴任に共して、この地にやって来た事を思い出した夢龍は、春香と、出会っていることに気がつくが……。
朝鮮王朝時代の古典文学「春香伝」異聞。
人名、役職、地名などは、分かりやすくするため、略式で。そして、あえて、日本語読みにしております。
ご了承ください。
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