悠久なる君へⅣの製本のために書き下ろした、良樹視点の短編
ふたたびめぐり逢う君へ 良樹編/雛子
アーサーと弘子の息子・良樹は、母の母国日本を訪れていた。従兄叔父に当たる恭介に母の失踪事件のことを尋ね、話を聞いていくうちに、自分にも何か探しているものがあると確信めいたものを感じるが、その正体が何であるかが分からない。
エジプトに帰った後、祖父から貰った本の中に、興味深い胸像の写真を見つける。その時母の友人メアリーがイギリスから一人娘と共に訪れて──悠久なる君へ総括となる物語。良樹・ムハンマド・ウィナー短編。
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