1話
地味で目立たない康太はある日、不思議なカフェ、ミドルカフェで美しい双子店員からアルバイトの勧誘を受ける。
突如バイトを始めることになった康太の前に現れたのは、見覚えのある女子高生だった。
2話
双子店員に言われるがまま康太はコンビニ食材を使用し、即席料理を作ることに。それでも女子高生、楓は喜ぶ。
楓が大金を支払ったことで、双子店員は楓の願いを叶えることを提案する。
3話
諸事情により彼氏と別れることになった楓に、特別なデートを計画することになった双子店員と康太。康太が楓のバレエ経験を察し、楓はバレエを披露することに。最後の別れは見事、成功する。
また、康太は双子店員の性別が逆であることも気付いていた。
4話
康太がバイトとして働き始めて3週間が経った頃、双子の小学生が客として現れる。
例によってコンビニ食材で調理をする双子店員と康太。食事の代金として康太が双子の特技、未来予知を受けると、双子は涙をこぼすのだった。
5話
次回の来客は年配男性二人だった。二人の方言から二人の出身地を察した康太は、出身地に関する食器を使用し、いっそう評価を受ける。
6話
双子店員は康太のずば抜けた記憶力から、康太の正体に気付く。康太は5年前、天才少年として時の人となっていたのだった。
また、双子店員はかつて子役タレントだった藤原ミユ、カナタの二人であり、実際は双子でなく、現在、性別を逆にして生活していた。
さらに、ミドルカフェとは生と死の中間に存在し、現実の双子は交通事故で昏睡状態、これまでの客も皆、何らかの要因により生死を彷徨う者達だった。実際、康太も3年以上入退院を繰り返すほどの重病を抱えていた。康太が目立たないようになったのは、病気を隠していたからなのだった。
康太が双子を交通事故に遭わせた犯人を推理すると、双子は、必ず昏睡状態から目を覚まし、自身の知名度を活かし、康太の重病を治すことを誓った。