両親同士が幼馴染で、母親達からの言いなりにより無理矢理婚約させられた治は、事情により婚約者と2人で大人しく暮らしていた。
だが、
治が成長するにつれただの優しい婚約者のお兄さんという仮面はだんだんと外れていく。
彼女を婚約者という名で縛り付けているのは悠成さん。
3年前から監禁するかのようにして治を守り、今や治が思い込んでいる日常その物は彼の独占欲の塊である檻の中だった…。
過度に触れられる時の優先の瞳に恐怖を覚えた治は、だんだんと彼に壁を作り、婚約破棄してもらおうと考える。
なぜなら、二人の婚約には深い事情があり──!?
◆
監禁生活と言っても過言ではないような悠成さんの束縛。
治は身体中に執着じみた紅い花の痕を残され誰の所有物か思い知らされながら、ドロドロに甘く犯される。
それでも、治は悠成さんの想いを受け止めようと彼を安心させるようなコトバを口にする。
二人の交錯する想いの結末は──?
歪んだ愛
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