灘本昇子は高校受験を控えた中学三年生。中学時代からの親友の帆夏に影響され百合・BL・乙女・萌え系深夜アニメなどオタク趣味に嵌るようになってから成績も酷くなる一方だった。一学期中間テストの結果もやはり悪かったことから母にスパルタ教育式進学塾、烈學館へ強制入塾されそうになる。
翌日、昇子は幼馴染で成績優秀な森優(もゆ)と、入学以来学年トップの成績を取り続けている学実に通信教育の受講を勧められ萌え系の女の子向け高校受験対策用の通信教育はないものかとネットで根気強く探してみるとなんと見つかった。昇子は帰宅後、母に塾行く代わりに萌え系の通信教育で勉強したいと懇願した結果、期末も成績が悪いままなら塾行きという条件付で認めてもらえた。数日後、教材が届きテキストを開けてびっくり! 中から四人の男の子と一人の女の子が飛び出して来た。英語から来栖サム、国語から山際伊呂波(いろは)、社会科から長宗我部・フェリペ・玲音、理科から原子摩偶真(はらこ まぐま)、数学から小四の三分一流有十(るーと)。
昇子はこの美男美女達に体罰もありで厳しく家庭学習指導されながら受験勉強に励んでいく。