CE(共通紀元)2974年
地球は海だけの惑星となり人類は月の民となっていた
大陸艦が浮かぶリゾートとなった地球に行き交うシャトルバス
人間とロボットは区別され過度な進化を禁止する事で保たれた平和な時代
考古学者の叔父の影響で在りし日の地球が好きなタケル。
ある日、海底遺跡で見つかった壊れた電子回路基盤(ECD)をオブジェとしてプレゼントしてもらった。
そして偶然か必然か復元したECDは炬炉那と名乗りタケルと交流する。
密かにホームロボットを改良している親友のもとで体を得た炬炉那とタケルは楽しい日々をおくっていた。
しかし炬炉那は歴史から葬られた感情認識人工知能(EAI)の一部だった。
突然現れた謎の男たちに追われる二人。
その目的を知った時、真の脅威が現れる。
人類の秘密に翻弄される人々。
やがてその運命は二人に委ねられる。
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