陰鬱な呪い系の展開に一捻り加えたホラーミステリーの中編になります!
あらすじ : 中学3年に進学して間もない穂理恵は、その日の夕食時、突如猛烈な眠気に襲われる。
そのまま深い睡魔に呑み込まれ、それからどれくらいの時間が過ぎたのか…、気が付くと彼女の視界は暗闇に覆われていた。
程なく、穂理恵は仰向けのまま、究極の金縛りに襲われていることを察知し、二層に漂う闇の息吹と直面する。
死をも覚悟した、時間が消された恐怖に極撃される最中、彼女の脳裏に降りたったモノとの意識を超えた遭遇と共同作業…。 おぼろげな記憶と漠な推意…。
彼女は、その恐怖体験を乗り越えることのできた、ある起因・結論を得るのだが…。
奇跡ともいえる日常への帰還を遂げた5日後…、安堵の息を漏らすも間もなく、穂理恵はその夜、ある衝撃的報道をその目にする…。
そこから、彼女に降りかかった陰業のおぞましき背景と転結のベールは徐々に剥がされていくとになるのだが…。