ストーリーの概要および物語の設定
モノクロの世界を生きていた主人公―秋山叶多の世界は、少女―春瀬結菜と出会ったことで色付き始めていた。しかし、そんな矢先、叶多は強姦殺人のニュースを目にする。その被害者の名前は春瀬結菜――最愛の人を無くし生きる気力を失った叶多の前に現れたのは結菜の祖母である真知子だった。そして、告げられたのは結菜を救うことが出来る唯一の方法。それは過去に跳ぶこと。しかし、それには大きな代償を支払うという条件付きで。
そして、過去に飛び結菜を死の運命から救い出した叶多だが、その代償として結菜についての記憶を失ってしまう。その事実に気が付いた結菜は今度は自分が助けるべく動き出すが、それは結菜にとっては悲劇を呼び起こすものだった。
叶多の記憶を取り戻すことで、自身の辛い記憶を思い出してしまった結菜は、自分は最低な人間だと自分のことを責めてしまう。そんな自分のことを見失いかけている結菜に手を差し伸べたのは叶多だった。そして、モノクロの世界から自分のことを助け出してくれた結菜に、自分の想いを告げて本当の意味で結菜を助け出すことに成功し、晴れて二人は恋人同士になり道を一緒に歩んでいくのだった。