人の感情がオーラとして分かる能力を持つ高校生の枢木カイトは、日々の憂鬱に耐えきれなくなり、ある日屋上から飛び降りることを決める。そこに突如現れたのは、人間の希死念慮をポイントとして回収する謎の異星人・アイル。ある目的のために動いているというアイルに惹かれたカイトは、その日を境に協力関係を結び、同じく希死念慮を抱く人々との接触をはかる。
様々な経験を経て、人々の心にある『生きる』、『死ぬ』という相反する感情に触れていくふたり。時に対立し、時に補完し合う関係性は次第に、自分ひとりでは決して気付けなかった精神的な真理へと至る。
人々を救う生活の日々で彼らは何を考え、何を決断するのか。そして、悩み続けたふたりの結末とは?人が生きる意味を問う、一風変わった人助け。