かつて異世界の国家・ユールダール王国で勇者・カイとして活躍した春木快は、日本に帰還して会社員として暮らしていた。ところが突然会社が倒産し、これからどうしようと悩みながら帰宅したら自宅にダンジョンが出現していた。とりあえず目の前にあったスリッパを手にダンジョンに潜ってみたカイ。たった一階層しかなかった上に出現したのは小さなスライム一匹だったので、スリッパで叩き潰して宝箱を手に入れた。開封すると、そこにあったのはユールダール王国で自分が使っていたマジカルデバイスと呼ばれる異世界のスマホ。問題なく起動できて、マジカルネットワークというSNSにもかつてと同じアカウントでログインできた。仕事もないし、しばらくはこの自宅ダンジョンに潜ってみるか。そう決めたカイは物干し竿を片手に持ち、もう一方の手にはマジカルデバイスを構え、ダンジョン探索の実況生配信を開始する。するとかつての仲間や王国民から次々と反応が来るわ、二度目の探索で手に入れた宝箱からかつての旅仲間だった王女が出てくるわでてんやわんや。果たして東京の自宅にダンジョンが出現した意味は何なのか?異世界の皆と繋がりながら日本で冒険する男の物語。
キャラクター・プロット
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