『ワケありの男』をテーマに、ソーニャ文庫&コミックスとコラボした短編小説コンテスト。
たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
いよいよ結果発表です!
結果発表
ソーニャ文庫&sonyaコミックス編集部からの総評
大賞(各部門1作品)
ソーニャ文庫部門
該当作品なし
ソーニャコミックス部門
該当作品なし
選外佳作(1作品)
ソーニャ文庫&sonyaコミックス編集部からの選評
ソーニャ文庫/sonyaコミックス編集部、おすすめ書籍を1冊プレゼント
コンテスト投稿作品に編集者から執筆アドバイス
指南書というアイテムを使って話を展開させ、ヒーロー付きの使用人が最後のオチに絡んでくるのが「そうきたか!」と面白く、楽しく読ませてもらいました。
一目惚れしたヒロインに愛してもらいたくて指南書を使う選択をするヒーローと、男色家なのではと訝しみつつ翻弄されるヒロインのラブコメディ……だけではないのが、とてもよかったです。
指南書の内容は「閨事の手引書」と言うよりは、艶本もしくはプレイ台本に近い気がしましたが、きっとヒーローの願望がたんまり詰まっているのだと思われます。
ヒロインがヒーローを好きになる過程描写が足りなかった点、ハイスペックな男性という情報以外でヒーローに魅力を感じるシーンがなかった点が、もったいないと感じました。
主人公たちが結婚に至るまでの背景説明に短編の半分近い文字量を使っていますが、ここは三分の一くらいに圧縮できると思います。閨事シーンもぎゅっと半分くらいにしてもいいかもしれません。
その分、ヒーローとヒロインの心理描写、閨事以外で二人の交流を描写することができ、ヒロインがヒーローに向かって言うラストの台詞に説得力が出て、面白さが増すと思います。
指南書というアイデアは面白かったのですが、コンテスト題材作品に影響を受けているきらいがあり、今回は「選外佳作」とさせてもらいました。
編集者賞(3作品)
ソーニャ文庫&sonyaコミックス編集部からの選評
作品選出した編集から、ソーニャ文庫おすすめ書籍を1冊プレゼント
まずこの作品、乙女系小説かと問われると、少々ジャンル違いと言わざるを得ません。
ですので、ソーニャ文庫で書籍化ということを考えると、どうしても選外にはなるのですが、私はとても好きでしたので「編集者賞」とさせていただきました。
乙女系小説の定型を取っていないからこそ、先の読めない展開で続きが気になり、一気に拝読しました。 ヒーローの言うことが本当なのか冗談なのか、どちらとも取れる絶妙なバランスで進んでゆき、ヒーローにまつわるこの謎がヒロインとの恋愛ともうまく絡みあっていて、とても練られた構成だなと感じます。
文章のテンポも心地よく、会話からもキャラクターの個性が伝わってきます。
「コーヒーは火星の水道水と同じような味」といった、作者ならではの表現の積み重ねがこの作品を個性的なものにしていると思いましたし、そこがとても魅力的でした。近所の飼い犬と仲良くしたいときどうするか、のくだりもとても良かったです。(噂の調味料「&+:@」、私も味わってみたい……)
ただ、一つだけ残念だったのはラストです。
あえてここで切ったのだと思いますが、この後の作者の書き方によってはいくらでもひっくり返せる曖昧な終わりといえます。
読者にこの後の展開を想像してもらう、というラストは悪いわけではないのですが、今回のお話の場合、物語の柱というべき謎が解決しないまま終わっています。読み手は、この謎の解決を期待して読んでいますので、もやもやが残ってしまうかもしれません。エンタメ小説として出す場合は、この部分については答えを出すべきだと思いました。
この先も書ける設定と構成だと思いますので、一ファンとして、続きを楽しみにしています。(担当:Y)
ヌードモデルのヴィアンナとヴィアンナの『花』を芸術品として視て愛でる伯爵との関係、伯爵と関わるようになってから変化していくヴィアンナを面白く読ませてもらいました。
「あたし」という一人称はアクが強く読者に初見で避けられることもあるので、一人称が「あたし」のヒロインが読者を惹きつけられる個性があるかが重要になってきます。
『花視る伯爵さまとあたし』のヒロイン・ヴィアンナは、娼婦の母を持つ貧民街暮らし。
その育ちゆえに教養はなく、はすっぱなくせに母の遺した言葉を守り、身体は売らずヌードモデルで食べていくのだという矜持を持っている―― 一人称が「わたし」ではなく「あたし」である“べき”個性があるヒロインです。
そして『花』という言葉が『女性器』を指していると、読者に対して最初から示している点も良かったです。捻りのない比喩のようでいて、タイトルの『花視る』という言葉が何を意味するかわかると、紳士然とした伯爵の変態性が際立ってきます。
残念だったのは本作で綴られていたのは“恋愛の始まる気配”までで恋愛物語ではなかったこと、そしてコンテストテーマ『ワケあり』からは外れていた2点です。
コンテストテーマに沿うのであれば、「伯爵はワケあって、花を愛でるようになった」もしくは「花を愛でる性癖があるくせに、ワケあって女性の身体に触れることができない」などワケあり要素を入れて書いてほしかったなと思います。
たぶん『ワケあり』をテーマにした作品なのではなく、『変態』をテーマにした作品だったのではと推察します。
コンテストテーマから外れているものの、キャラクターの個性があること、個性を軸に物語が展開している点が面白く、「編集者賞」とさせていただきました。(担当:H)
ヒーローの、一般的とは言えない恋愛の価値観と、自分の目的のために無自覚に人を振り回してしまうような、いけしゃあしゃあとしたキャラクターがとても好きだったので、「編集者賞」に選ばせてもらいました。
「黒歴史」によりなかなか素直になれないヒロインと、そんなヒロインを懸命にデートに誘う一方で、貞操観念がゆるゆるなヒーロー。二人の攻防戦が、テンポのよい会話で勢いよく進むので、読んでいてとても楽しかったです。ヒーローがヒロイン以外の女性を抱く理由も、独自の理屈で行動する彼の個性を際立たせていて良いなと思います。
この物語は、まだまだ序章と感じてしまったため、これからヒロインがどんなふうにヒーローに落とされていくのだろう、と先が気になってしまいました。よって「編集者賞」に留まりましたが、もし続きがあるのなら最後まで読みたいです。(担当:E)
小説募集は「ソーニャ文庫」と「ソーニャコミックス」での2部門!
「ワケありの男」から連想したオリジナルの短編小説を投稿してください。
ワケあって〇〇なエリート上司、ワケあって〇〇な悪い男など、「ワケありの男」の捉え方はあなた次第です。
募集受付期間︓ 3月1日(月)13:00 ~ 3月31日(水)13:00 投稿分まで
※募集受付は終了いたしました。
文字数:8,000 ~ 10,000字程度
応募方法:魔法のiらんどBOOK機能から、上記の募集受付期間中、応募作品にソーニャ文庫部門専用タグを付けて投稿してください。
専用タグ
主催:株式会社KADOKAWA (協力:株式会社イースト・プレス)
・主人公は18歳以上(高校生はNG)であること
・洋風ファンタジー、中華ファンタジー、和風ファンタジー、現代などジャンルは不問です
・募集テーマ「ワケありの男」から連想したオリジナル恋愛小説(一次創作)
ソーニャ文庫編集部
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「ワケありの男」が登場する『ソーニャコミックス』3タイトルの中から、編集部が選んだシーンをご紹介!
それぞれのシーンから自由に着想したオリジナルの短編小説(一次創作)を投稿してください。
募集受付期間︓ 3月1日(月)13:00 ~ 3月31日(水)13:00 投稿分まで
※募集受付は終了いたしました。
文字数:8,000 ~ 10,000字程度
応募⽅法︓ 魔法のiらんどBOOK機能から、上記の募集受付期間中、応募作品にソーニャコミックス部門のシーンごとの専用タグを付けて投稿してください。
主催:株式会社KADOKAWA (協力:株式会社イースト・プレス)
・主人公は18歳以上(高校生はNG)であること
・洋風ファンタジー、中華ファンタジー、和風ファンタジー、現代などジャンルは不問です
・募集テーマ「ワケありの男」と、コミックのワンシーンから着想したオリジナル恋愛小説(一次創作)
※シーンそのものを作中に書く必要はありません。もちろん用いてもOKです
※シーン内のセリフを作中に入れる必要はありません。もちろん使用してもOKです
ソーニャコミックス編集部
『変態侯爵の理想の奥様』
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コミックスの詳細はコチラ!
このシーンから着想した作品の専用タグ
『強面騎士は心配性』
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コミックスの詳細はコチラ!
このシーンから着想した作品の専用タグ
『断罪の微笑』
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2021年3月26日 第1話配信予定
このシーンから着想した作品の専用タグ
大賞(各部門1作品)
ソーニャ文庫
部門
ソーニャ文庫でのオリジナル長編小説執筆オファーの検討
・ソーニャ文庫編集部からの選評
・「ワケありの男」をテーマに、ソーニャ文庫編集部がセレクトしたスペシャル書籍セット
・Amazonギフトコード3万円分(Eメールタイプ)
ソーニャ
コミックス
部門
ソーニャコミックス オリジナル原作小説執筆オファーの検討
・ソーニャコミックス編集部からの選評
・『変態侯爵の理想の奥様』『強面騎士は心配性』『断罪の微笑』3タイトル原作本セット
・Amazonギフトコード3万円分(Eメールタイプ)
※それぞれ受賞作が選出されない場合もあります。
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ソーニャ文庫・ソーニャコミックスとは
――歪んだ愛は美しい。
「偏執的な愛」がテーマの、執着系乙女文庫&コミックス!
ヒロインのことが好きすぎて歪んでしまうヒーローや、歪な世界の中での純粋な愛。
ヤンデレ、変態、腹黒、オレ様……一癖あるヒーローたちが、ヒロインを愛し抜きます(彼らなりに)。
ソーニャ文庫は毎月3日頃発売! 電子書籍版は、紙書籍版発売の翌月第一木曜日から随時販売されます!
ソーニャコミックスは毎月最終週金曜日に単話版電子書籍を配信中!
書籍
-
ソーニャ文庫アンソロジー。人気作家陣による、極上騎士の独占愛! 4編収録!
ソーニャ文庫アンソロジー 騎士の恋
著者:富樫聖夜、秋野真珠、春日部こみと、荷鴣
イラスト:yoco
コミックス
-
容姿に自信のない者同士、両片思いの恋の行方は――!?
強面騎士は心配性
漫画:DUO BRAND. 原作:八巻にのは
キャラクター原案:DUO BRAND. -
復讐に滾る亡国の王子×呪詛を受けた王女。歪まされた純愛の行方は?
断罪の微笑
漫画:くりおね。 原作:宇奈月香
キャラクター原案:花岡美莉※2021年3月26日 第1話配信予定
-
特殊嗜好持ち侯爵×行き遅れ令嬢、婚姻から始まる偏愛ロマンス。
変態侯爵の理想の奥様
漫画:国原 原作:秋野真珠
キャラクター原案:gamu
コンテスト情報
「ワケありの男」
ワケあって〇〇なエリート男性上司、ワケあって〇〇な悪い男など、「ワケありの男」の捉え方はあなた次第です。
・主人公は18歳以上(高校生はNG)であること
・洋風ファンタジー、中華ファンタジー、和風ファンタジー、現代などジャンルは不問です
・募集テーマ「ワケありの男」から連想したオリジナル恋愛小説(一次創作)
募集受付期間:3月1日(月)13:00 ~ 3月31日(水)13:00 投稿分まで
※募集受付は終了いたしました。
結果発表:2021年7月頃予定 魔法のiらんどにて発表予定
※スケジュールは変更になる可能性があります
- テーマ「ワケありの男」から連想したオリジナルの短編小説(一次創作)であること
- 文字数 8,000 ~ 10,000字程度を上限とする 完結作品であること
- 募集受付期間内に、ソーニャ文庫部門専用タグがつけられた作品(終了後にタグ付けされた作品は選考対象外です)
- 連作短編等小説の形式は不問です
- 応募作品の内容は、日本語で記述されたものに限らせていただきます
※タグの設定方法が分からない場合はヘルプセンターよりご確認ください
- 魔法のiらんどのBOOK機能をつかって小説を投稿してください。
- 募集受付期間中、作品の「タグ設定」にソーニャ文庫部門専用タグを設定してください。
- あらすじを入力してください。
- おひとり何作品でも応募可能です。但し、同じ作品を複数回応募することはできません。
「注意事項」(必読)に同意の上
応募する!
「ワケありの男」が登場する『ソーニャコミックス』3タイトルそれぞれのシーンを見て、自由に着想したオリジナルの短編小説(一次創作)を投稿してください。
シーンはコチラ
・主人公は18歳以上(高校生はNG)であること
・洋風ファンタジー、中華ファンタジー、和風ファンタジー、現代などジャンルは不問です
・募集テーマ「ワケありの男」と、コミックのワンシーンから着想したオリジナル恋愛小説(一次創作)
※シーンそのものを作中に書く必要はありません。もちろん用いてもOKです
※シーン内のセリフを作中に入れる必要はありません。もちろん使用してもOKです
募集受付期間:3月1日(月)13:00 ~ 3月31日(水)13:00 投稿分まで
※募集受付は終了いたしました。
結果発表:2021年7月頃予定 魔法のiらんどにて発表予定
※スケジュールは変更になる可能性があります
- テーマである『ソーニャコミックス』3タイトルそれぞれのシーンから着想したオリジナルの短編小説(一次創作)であること
- 文字数 8,000 ~ 10,000字程度を上限とする 完結作品であること
- 募集受付期間内に、ソーニャコミックス部門専用タグがつけられた作品(終了後にタグ付けされた作品は選考対象外です)
- 連作短編等小説の形式は不問です
- 応募作品の内容は、日本語で記述されたものに限らせていただきます
※タグの設定方法が分からない場合はヘルプセンターよりご確認ください
- 魔法のiらんどのBOOK機能をつかって小説を投稿してください。
- 募集受付期間中、作品の「タグ設定」にソーニャコミックス部門のシーンごとの専用タグを設定してください。
- あらすじを入力してください。
- おひとり何作品でも応募可能です。但し、同じ作品を複数回応募することはできません。
※コミックス部門は選んだシーンごとにタグが異なります。ご注意ください。
「注意事項」(必読)に同意の上
応募する!
応募要項・注意事項
株式会社KADOKAWA (協力:株式会社イースト・プレス)
大賞(各部門1作品)
ソーニャ文庫部門
ソーニャ文庫でのオリジナル長編小説執筆オファーの検討
- ソーニャ文庫編集部からの選評
- 「ワケありの男」をテーマに、ソーニャ文庫編集部がセレクトしたスペシャル書籍セット
- Amazonギフトコード3万円分(Eメールタイプ)
ソーニャコミックス部門
ソーニャコミックス オリジナル原作小説執筆オファーの検討
- ソーニャコミックス編集部からの選評
- 『変態侯爵の理想の奥様』『強面騎士は心配性』『断罪の微笑』3タイトル原作本セット
- Amazonギフトコード3万円分(Eメールタイプ)
※それぞれ受賞作が選出されない場合もあります。
- 年齢・プロアマ不問
- 20歳未満の方は、保護者(法定代理人。以下同じ)にも本要項をお読みいただき、保護者の同意を得たうえでご応募ください。
- 応募は日本国内の居住者に限ります。
株式会社イースト・プレス ソーニャ文庫編集部・ソーニャコミックス編集部
株式会社KADOKAWA 魔法のiらんど編集部
- 選考結果については7月頃に本サイト上で発表予定です。
- 賞品の授与・発送は8月下旬以降の予定です。やむを得ない事情により賞品の発送が遅れる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
- 大賞の受賞者には、連絡先等の確認のため、株式会社KADOKAWA(以下「KADOKAWA」といいます)から、魔法のiらんどに登録しているメールアドレス宛にご連絡を差し上げます。当該ご連絡の記載内容に従い、所定の期日までにご連絡いただけない場合、受賞が取り消される場合があります。
- 応募作品は、未発表かつオリジナルのものに限らせていただきます。但し、本コンテストへ応募する前に、応募者自身が運営するwebサイト、応募者自身で作品の修正・削除等が可能な非営利目的の小説投稿サイト(魔法のiらんどを含みます)、応募者自身が非営利目的で制作・発行した同人誌で発表された作品は、未発表作品とみなされます。なお、本コンテストの結果発表前に、応募作品が本コンテスト以外のコンテスト等で受賞した場合には、当該応募作品は選考対象外となります。また、当該応募作品の受賞が発表された後で、当該受賞作品が本コンテスト以外のコンテスト等で受賞した場合には、本コンテストの受賞が取り消されることがあります。
- 個人による作品のみ応募可能です。法人による作品及び複数名による共同作品は、選考対象外となります。
- 過度な性描写・残虐描写を含む作品、第三者の著作権その他の権利・利益を侵害する又は侵害する可能性が高い作品(パロディ、模倣を含みます)、特定の個人・団体を誹謗・中傷する作品、公序良俗に反する内容の作品(設定やキャラクターに反社会的勢力を扱う内容を含みます)、魔法のiらんど利用規約に違反している作品、本応募要項に違反している作品、その他審査員が相応しくないと判断した作品は選考対象外となります。
- 応募受付期間中に作品を完結させて下さい。完結していない作品は選考対象外となります。また、応募受付期間終了後に作品を更新した場合、当該更新内容は選考対象外となります。
- 応募受付期間の終了後に作品の修正・更新を行う場合は、作品を公開した状態で行ってください。応募受付期間終了後であっても、応募作品を非公開にすると、当該作品は選考対象外となる場合があります。
- 1度投稿された作品の取消・削除を行うと、当該作品は選考対象外となります。
- 選考に関するお問い合わせには一切応じられません。また、選考の結果、受賞作が選定されない場合もあります。予めご了承ください。
- 結果発表後に選考対象外となる事実が認められた場合(未成年の方で、保護者の同意を得ていないことが判明した場合を含みます)、受賞が取り消される場合があります。
- 本応募要項に違反した結果、応募者が株式会社イースト・プレス(以下「イースト・プレス」といいます)、KADOKAWA又はその他の第三者に損害を与えた場合、当該損害を賠償していただきます。
大賞受賞者は、KADOKAWAに対し、応募作品が受賞した時点(受賞者に対しKADOKAWAから受賞のご連絡をした時点又は結果発表時点のいずれか早いほう)で、KADOKAWAの事前の書面ないしは電子メールによる承諾なくして、受賞作品を自ら利用し、又はイースト・プレス以外の第三者に利用させることができないことを、予め承諾するものとします。なお、本コンテスト結果発表前に、KADOKAWA、又はイースト・プレス以外の第三者より応募作品の利用の打診があった場合には、必ず魔法のiらんど運営までご相談ください。
大賞受賞者は、応募作品が受賞した後に、イースト・プレスによる検討の結果、大賞受賞作品を有償による配信・販売が確定した場合、イースト・プレスとの間で、受賞作品の利用に関する契約を締結することに予め承諾するものとします。大賞受賞作品を有償による配信・販売をする場合、受賞者とイースト・プレスの間で契約を締結の上、イースト・プレス所定の料率にて対価をお支払いします。
受賞者には、連絡先等確認のためKADOKAWAより、魔法のiらんど登録時のメールアドレス宛にご連絡を差し上げます。当該通知の記載内容に従い、必要事項をご連絡ください。所定の期日までにご連絡いただけない場合、受賞が取り消される場合があります。 なお、受賞後の手続き(権利許諾等にかかる書面提出、受賞作品の取扱いに関するやりとり等)に関する連絡のために、KADOKAWAがイースト・プレスに対し、上記メールアドレス及びご連絡いただいたその他の情報を提供すると共に、イースト・プレスが受賞者に対して直接連絡することを、予め承諾するものとします。なお、KADOKAWA宛にご連絡いただいた個人情報については、KADOKAWAのプライバシーポリシーに従って取り扱いますが、前述の内容に従ってイースト・プレスに提供された個人情報は、イースト・プレスのプライバシーポリシーに従って取り扱われます。
- 応募者は、自己の責任と負担において本コンテストに応募するものとします。
- KADOKAWAは、KADOKAWAが必要と判断した場合は、応募者の同意を得ることなく、本応募要項を変更することができるものとします。なお、本応募要項を変更する場合、KADOKAWAは、その変更の時期及び内容を「魔法のiらんど」上に掲載し、又は応募者に通知します。
- イースト・プレス及びKADOKAWAは、本コンテストに関連して応募者に生じた損害については、イースト・プレス及びKADOKAWAに帰責事由がある場合を除き、一切責任を負わないものとします。なお、イースト・プレス及びKADOKAWAが責任を負う場合であっても、イースト・プレス及びKADOKAWAに故意又は重過失がある場合を除き、イースト・プレス及びKADOKAWAが応募者に賠償する損害は、応募者に現実に生じた直接かつ通常の損害に限られ、応募者の特別損害、間接損害、逸失利益及び弁護士費用並びにこれらに類する損害については、イースト・プレス及びKADOKAWAは一切責任を負わないものとします。
- 本応募要項は、日本国法に準拠し、日本国法に従って解釈されるものとします。また、本コンテストに関連してイースト・プレス及びKADOKAWAと応募者との間に紛争が生じた場合は、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所として、当該紛争等を解決するものとします。
- 本応募要項に記載していない事項については、「魔法のiらんど投稿ガイドライン」に準拠いたします。
- その他ご不明な点は、お問い合わせフォームからお問い合わせください。
このたびは、“ソーニャ文庫&コミックス×魔法のiらんど ワケありの男 短編小説コンテスト”にご応募くださりありがとうございました。
今回も力作ぞろいで、編集部一同とても楽しく読ませていただきました。
前回と違い、今回は10,000字程度の短編コンテストで、コミックス部門では絵から物語を考えていただくという、いささか珍しい設定がありました。
短編は、短いからすぐに書けると思われがちですが、実は長編よりも作者の力量が問われると思っています。まず、短編で収まるテーマの設定をして、「何を書かないか」という選択が必要です。一文一文を研ぎ澄まし、読者に簡潔に伝えなくてはなりません。(ただ、この能力は長編でも使うものですので、短編を何作も書いて文章力を磨くと、長編も書きやすくなるのではないかと思います)
そんなハードルの高い今回のコンテストでしたが、皆さん果敢にチャレンジしてくださり、その熱量がとてもよく伝わってきました。
しかし、短編という文字量のせいか、無難にまとめすぎていたり、尻切れトンボであったりする印象がありました。
前回よりも尖り具合が控えめだったように感じ、それが少々残念で、特にコミックス部門ではこちらの説明が明確でなかったために、元の物語に影響されている作品が多く見受けられ、作者のオリジナリティが見えづらかったように感じます。
第一回のコンテストの総評でも書きましたとおり、ソーニャ文庫は「作家の個性で購入してもらえる作品づくり」を心がけています。乙女系のジャンルは、売れる作品の傾向が比較的明確であり、商業で出す場合は、ある程度「定型」に沿うことが必要です。その中で個性を出していくのはなかなか難しいことではありますが、ソーニャ文庫ではその個性を大事にしていきたいと考えています。
そういう意味で、今回はオリジナリティの面が少しばかり弱く、ソーニャ文庫で書籍化とはなりませんでしたが、コミックス部門では「選外佳作」として一作品、文庫部門では「編集者賞」として三作品を選定させていただきました。
「編集者賞」は、書籍化は難しいけれど、編集者が「推したい!」と思う作品です。選評もやや読者目線寄りにはなっていますが、今後も追いかけていきたい作家さんです。これからの作品も期待しています。