遥か数千年前から、幾度となく繰り返されてきた、光次元と闇次元との戦い。
ある時代では光が勝利し、また別の世代では闇が地を覆った。
そして今、光の女神・ファタルに仕える神騎士から、次代の法皇候補者が二名選ばれた。
多くの騎士たちを束ねる、騎士団長。
それが、神騎士だ。
レアメタルを惜しげもなく使って作られた、聖獣の鎧を身に付けることが許された存在。
誰よりも速く駆け、高く翔び、神の一撃を振るうことのできる特殊部隊の長である。
ジェモの神騎士・ルキアノスは、17歳の少年だ。
前向きな性格でピンチをチャンスにひっくり返す、まさに太陽のような男。
一方、メディシの神騎士・ギル。
彼は、ルキアノスより一つ年下の、16歳の少年だ。
色白の優しい面立ちをしており、そのヘーゼルの目はいつも慈しみ深い。
幼い頃から切磋琢磨し、共に成長してきた二人。
どちらも法皇にふさわしい器の持ち主であることは、誰もが納得するところだった。
とはいえ、彼らも聖なる鎧を脱げば、まだまだ悩みや迷いも山ほどある年頃だ。
特殊部隊の長・神騎士を離れた日常では、少年らしい会話や行動も多かった。
そして、よきライバルだったはずの二人の間に、恋が芽生えたとしたら……?
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