社内でまるで聖女のようだと言われている経理部の須藤聖良。
同じく社内で王子様扱いされている営業部の八王子浩輔。
浩輔に何度告白されても、聖良はリップ・サービスだと思って本気にしていなかった。
上司や同僚に嫌味を言われながらも耐えていた聖良だったが、浩輔が考えていたよりもずっと自分の内面まで見て心配してくれていたことを知る。
思わず不眠であることを明かしてしまうと、強引に襲われてしまった。
浩輔に抱かれると安眠できる自分に戸惑い、拒絶しようとしながらも相手の手腕に拒否しきれず、少しずつ惹かれていく聖良。
ストーカーのせいで浩輔の家で生活をすることになり、過保護とも言える浩輔に癒されていく。
突然浩輔に横領疑惑が持ち上がり、今まで浩輔を「王子」だと散々持ち上げていた周囲が手のひらを返したことに腹を立てる聖良。
自分に何を言われても黙って堪えていたが、初めて反論したことで自分にも周囲にも変化が起こる。
二人だけでなく周囲の助けも借りつつ横領疑惑を晴らすための証拠集めし、査問日に向けて準備を進めていく。
査問日に全てを明かし、ストーカーも判明し、聖良は浩輔へ自身の思いを伝えようとする。