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加藤無理

女の浪漫

 女性漫画や女性向きの小説の中には本当に女性が書いたのか疑わしい作品がある。もしくは女性を茶化す作品すらある。

自分の恋人や夫を奪った女、自分を虐げてきた女に復讐する話が多い気がする。冷静に考えれば自分を裏切った夫や恋人、自分を見捨てた男が一番悪いのに、女が最悪に描かれてることが多い。

 そうでなくても「女の敵は女」だとする話が多い。女同士の友情や絆を描いた作品も有るけれど、もっと沢山有って良いはずだ。

世の中、男に愛されたい女ばかりではない。女の夢や目標を邪魔する男は害悪だし、女の友情を茶化す男は幼稚だ。

 ブロマンスみたいに男の友愛ばかりを賛美する風潮が私は嫌いだ。

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