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裏 鬼十郎

うら おにじゅうろう

たまに変な小説を書きに来ます。

神の真似事について

これを書かないと息ができないように苦しいと思いながら書いたので、何なのかと聞かれたら、多分答えられない。しかも、息苦しかったのは中盤を書くまでで、書いてからはそんなに必然に迫られて書いたと言うよりは完結させなければという思いで書いたため、やはり何なのかわからない、書いた当人にも。

ただ、ジャイル・オーバーを読んで受けた衝撃をそのまま文にして投げつけていたのは事実で、どうしたら脳は他者と交流できるのかとそればかり考えていた。脳は、なんとなくの空気を感じ取るばかりで意味そのものを感じ取れるわけでもないのに、なぜ人は人と話を通して意味のやりとりをしたなどと思えるのだろうかと考えていた。

今はそこまで狂った突き詰め方で物事を受け取っていないので、自分が突き詰めていた時に書いたこの作品は正直、わからない。

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