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裏 鬼十郎

うら おにじゅうろう

たまに変な小説を書きに来ます。

本が好きすぎる

あまりにコミュ障過ぎて、人間が怖かった。
ずっと怖かった。
だから、おそらくだけど五千冊以上の本を読み、大体中身を暗記している。
これをお読みの方も、親しい友人との思い出や、彼らの来歴を記憶していることだろう。
私にとって、友人に当たるのが、本なだけだ。
本という友人は、裏切ることもなく、一方的に喋る。その在り方が、私の性に合った。
好きな作家は、たくさんいる。
小説家も、推理、私小説、ファンタジー、恋愛、いろんな分野にいるし、漫画家も好きだ。音楽や画家も、なんとなく好きな作家さんがいるし。
でもとにかく、漫画と小説に偏っているかも知れない。
漫画だと、藤本タツキさんが好きだ。
ファイアパンチで知った。
あれは、あまりにも苦しみを描いた作品だと思う。
この人は、いずれ売れると思った。
その通りになった。

ファイアパンチのテーマソングは二つ書いているが、初期はこんな感じ。

——-

PUNCH

呪いのような祝福 
生きろという言葉は 重すぎて
瞼の裏にだけ
君を探しても もう いないのに
憎しみだなんて
そんな言葉で 表せない ドロドロ
頭の中で谺した悲鳴
重く 重く 忘れられるはずもないよ

ハッピーエンドだなんて
これは映画じゃない
熱く燃え上がる正義漢になど
なりきれぬまま僕は

再び君に 出会うことが今
許されないのなら
せめて抗おう この残酷な世界に
拳を握れ


犠牲のような 奇跡
耐えろという言葉は 苦しくて
歩いた跡全て 雪に掻き消されて
消えるのに

後悔だなんて そんな言葉で
表せない あの日
頭の中で 燃え盛る炎
熱く 熱く 
掻き消せるはずもないよ

ハッピーエンドだなんて
これは漫画じゃない
最強の武器だなんて
そんなもの僕は
もってやしないんだ

再び君に 出会うことが今
許されないのなら
せめて抗おう
この残酷な世界に
拳を握れ


———-
もし読んだ方がいれば、この詩をどう感じたか、語り合ってみたい

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