「片恋ボイス」あとがき
本日の更新をもちまして、「片恋ボイス」片想い編が完結となります。
完結まで多大な時間を頂いたにもかかわらず、キャラクターたちのそれぞれの結末を最後まで見守ってくださり、本当にありがとうございました。
濡れ場のないBLに需要はない。
作品を書き上げた今も、この言葉が正しいものなのかどうかは未だに分かりません。
ですが、閲覧数を0PVから1PVへ。1PVを2PVへ。
数字を次から次へと変化させてくれた読者様がいてくださったおかげで、0PV続出の日々に折れることなく無事に片想い編の執筆を終えることができました。心から感謝しております。
小説という体を貫くのなら、物語を1つの結末にまとめなければなりません。
そもそも結末が分岐している時点でお叱りの声もあるかと思いますが、これは商業誌ではないWeb小説。
一緒に最後を迎えてくれる読者様が望む結末を読んでもらいたい!
0PVを支えてくださった読者様に贈ることのできる最後の展開だと思い、分岐エンディングとさせていただきました。
実現できるかどうかは分かりませんが、これから書きたい展開は七夕以外の春留目線・瑞貴目線・朝比奈さん目線の物語。
片想い編で仕込んだ七夕の誕生日や初めてのBL作品への出演、事務所の所属が決まる査定のお話。自分の顔が好きじゃない七夕の話。美しい空に込められた想い。
そして、まだ片想いを引きずっているような両想い編。
患った病が未来にどうなっているのかを知っているのは神様のみぞ知るという悔しい現実ではありますが、描きたい展開をかたちにできる日が来ることを願っております。
「片恋ボイス」を読んでくださった方、ちらっと見かけてくださった方、通りかかってくださった方、宣伝してくださった方、ブックマークや評価・コメントを通して応援くださった方。
そして何より、この『あとがき』まで辿り着いてくれた読者様。
関わってくれたすべての皆様に、心より感謝申し上げます。
初めてのBL作品を、こんなにも多くの皆様に読んでもらえたことは、これからの七夕たちの人生の大きな力になると思います。本当にありがとうございました。
綺麗な世界に憧れた。
だけど、ボクは醜いから。
だから、綺麗な世界に行くことは永遠に許されないんだって。
ある日。
ボクを見つけてくれた人が言ったんだ。
「ねえ、一緒に綺麗な世界を作りませんか」って。
あ、ボクも君と一緒なら、綺麗なものを作ることができるのかな。
またいつか、お会いできますように。
その際は、切なくも溺愛された関係をお届けしたいと思います!
書きたい、書き続けたいと気持ちを支えてくれた読者の皆様、本当にありがとうございました。
はたやえり
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