リスペクトとパクリ。違う、最終形態。
こんにちは。
私のギターの先生はジャズライブで弾いたりすることが多いけれど、大手の音楽学校で教鞭をとっていた、オールマイティーの先生です。
私は井上さんと呼んでいるだけれど。(ほかに代わりがいない人だから名前で呼びたい)
時々、井上さんの言葉を思い出す。
「音楽が生まれて長い年月が経っているのだから、もうやり尽していて似ているフレーズが出て来ても仕方がない」と。
所詮西洋音楽ではドからシの音の組み合わせなんだからと。
確かに、+αで新しく聞こえる事はあったとしても、世の中に出ていない曲なんかを含めて探し始めたら、ここのフレーズが似てる!とか、ここのコードの展開が一緒!とか、そりゃわんさか出てきますよ。
バラードをアップテンポでやったら、バズっちゃった!みたいな流れはもうスタンダードな+αというか。
まぁ中には「パクリでは無い!リスペクトだ!」という人もいる(笑)
そういうの大好きだから批判していませんよ。もっとやれやれ~!って思う。
でも、これって、音楽だけじゃなくて物語でも言えるなぁと思うのです。
書いている本人が意識しているのか、そもそもそのお話を知っているのか分からないけれど「このキャラクター、○○を連想させるなぁ~」とか「このロジック、あのお話と一緒だ」とか「オチが○○やん!」とか。
そしてその場合、たいていは作者が人の心の動きなんかを考えて想像しつくして作っているから、動機や揺らぎや危うさが似ていたりします。
もうね、仕方ないんですよねぇ~
それはテンプレとは違うと言うか。
今日、とある刑事ドラマを見ていて「あ、この人、KY場AK彦やん」となったのですが。
(最終的には違う流れでしたが)
又は、超巨匠漫画家さんのが書く人気作のストーリーの根幹が、同じ雑誌の後輩漫画家さんの代表作とかすってるとか……。
もう一度言うけれど、仕方ないんですよね~
だって面白いお話を書こうと思ったら、そのルートで行くとそれが完成形なんだもの。
でももし、どこか似ている設定や流れが有ったも、曲ならメロディが似ている時があっても、一流は一流。
面白いし心に響く。
勝負は、そこなんだろうなぁって、いつも思う。
だから「あの話はアレの真似だからダメ~」とか言っている人。
ちゃんと自分で見たり読んだり聞いたりして、面白いって思わなかったの?そこだよ?
と思うのです。
はぁ~私も面白いお話が書きたいなぁ~ ←
ここ最近、心がざわついて落ち着いてかけていないので、ちょっと違う事をして使っていない脳を動かさないとなぁと思っています。
とりあえず、散歩かなぁ。
紅葉、そろそろしているだろうか。
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