こんにちは。

　今日（10月31日）は選挙でした。
　とりあえず、一票の力はどうあれ行ってきました。

　いやー、ねぇ。
　政治の事はあまり書きたくないので書かないですが。

　私が昔某ピアニストに話してもらった事を思い出すのです。

　彼のご近所問題。
　ゴミ捨てだか騒音騒ぎだったか忘れましたが、トラブルが起きた時に仲裁をした話でした。
　私が知っているその方は、自由奔放、傍若無人、破天荒キャラ……は言い過ぎかもしれないですが、どちらかというとそちら側の人です。
　芸術肌なんでしょうか。
　そんな彼がデリケートなご近所問題の仲裁をするなんて！とびっくりです。
　
　困ったおじさんがいて、彼にルールを守ってもらう為のセオリー。
　
　確かに、彼はルールから逸脱しているから、周りが迷惑に思っているのだけれど、正しい事を正しい事だからと、頭ごなしに押し付けると絶対にいう事を聞いてもらえないから、まず謝って話を聞いて肯定してあげるという内容だった。

　どれだけ米つきバッタの様に頭を下げても媚びたとしても、自分が手にしたいゴールにたどり着きさえすれば、相手の行動をコントロールできれば、それが勝者だという話でした。

　まぁ「北風と太陽」です。
　私はまず、そんなバランスの取れたことできる人だったんだ！とびっくりしたのですが（笑）それは置いといて。

　別の話、商人にはお金以外の通貨があるという話を読んだ事があります。
　「ありがとう」などの感謝の言葉は通貨になると。

　おなじ商売をするならあの人としたい、同じだけお金を払うならあの人から買いたい、あの人が困っているなら買ってあげよう、という通貨を無料で配る事が出来るのです。
　何にも失わないのに見返りがある通過。
　これをしないと、相手に多大な利益が無いかぎり繋がりが続かないと。
　どんなふうに人に感じてもらうかが大切。

　リーダーって「有能で志《こころざし》が立派で、しかも将来的に実行力がある！」だけではダメなんです。きっと。
　その人の本当の人となりが分かる周囲の人しか、ついて行かないから。
　「この人について行ったら何かいい事があるに違いない！」って予感させる、キャッチーな人でないと。
　それはその人が飛びぬけて優秀じゃなくてもいい。
　そういう人を見るのが人は好きだから付いて行くし、目で追いかけてしまう。
　その「良い事がある」という予感が、行動をとらなくても全体をいい方向へ引っ張ったりするもんです。
　頭のいい人ばかりではないから。色んな人がいるから。
　見せ方が大切で、批判したり悪口ばかり言っている人に対して、人はいい印象を持たないものですよね……
　受け皿になるチャンスを、自らが捨てている。

　また別の話。
　今がとっても幸せで何も不満が無く、この生活が未来永劫に続くとフカフカのベッドの中で夢見心地なら、何もしなくていいのです。
　
　不思議なもので、この国は収入の格差など不満を持っている人が多いのかなぁ？と思っていたら幸せな人が多かったようで……
　私が肌で感じる世の中とは違う世界線に来てしまったようです。

　こういう時、本当に無力だなぁと思います。
　
　誰がリーダーでもいいです。
　望むのは、誰も困らない優しい世の中です。
　みんなが幸せだと思える世の中になりますように。