シュトーレン
こんにちは。
今日、シュトーレンを買ってきました。
いつ位からでしょうね。日本でもクリスマスの間にシュトーレンを食べよう!みたいなふわっとした習慣がふわっと出来たの。
私の所属しているバンドのベース(男性)はバンドメンバーから「シュトーレン師匠」と呼ばれるくらい毎年、いろんなお店のシュトーレンを食べてどこが美味しかったとか教えてくれる。
シュトーレンはクリスマスまでに食べる個数を一個という事に固執しなくても、いくらでも食べていいそうだ(笑)
私もここ数年とりあえず一個はシュトーレンを購入している気がする。
パン屋さんによって様々で面白い。
しっとり系、かっちり系、ちょいフワ系、パサパサ系、空洞の中にドライフルーツどっさり系、マジパン有無。
どれが一番オーソドックスなタイプなのかも、もうよくわからない。
今日買ってきたものは、帰宅が遅くなったから今日は食べるチャンスが無かったので明日食べてみますが。
シュトーレンはそんなこんなで、日本でも結構どこでも手に入るようになったのだけれど、私が今食べたいのはクリスマスプディングです。
食べたいなぁ。じゃ、作るか。とレシピを色々探してみたのだけれど、材料は揃えようと思ったら現代の日本だったら揃うものばかり(代用品も含めて)。作り方も簡単で、基本は混ぜて蒸すだけ。後寝かす。
しかしその蒸し時間が長い!六時間とか書いているレシピもあるし、短くても四時間くらい。
それを見てちょっと二の足を踏んでいる。
そりゃ昔は暖炉とかだから、この季節はずっとどこかで火を使っていただろうし、蒸し時間六時間は簡単にクリアしたのかもしれないけれど今はなぁ……ラーメンの仕込みじゃないから、そこまで光熱費は……
確かに昔はタルトタタンを作ったりしていた時も、オーブンを長い間稼働させたなぁ……光熱費が……
便利な世の中にはなったけれど、それでも昔からのものは昔の生活に根ざしているという事なんですね。
そういえば、日本でもお正月の料理。棒鱈《ぼうだら》。
これも時間がすごくかかる。
まず一般的な作り方は、棒鱈を買ってくるところから始まるので、タラを干すという事はしなくていいのだけど、干すところから始まると、どれだけかかるんだ……
買ってきたタラは、カッチカチ。それを水につけて戻すのも、それなりに大きなバケツやタライじゃないと無理。
他界した祖母が毎年作ってくれていたけれど、おいそれと引き継げないんですよね……まずその大きなタライを買ってくるところから始めないといけないし、一年に一回しか使わないのにその大きなタライをどこかに収納しておかないといけない。
水で戻したところで、次に炊くのも番茶で下茹でをして、本番も味付けをして炊いて……これも数日かかる。
まぁ、そもそもが棒鱈が一万円を超える時点で、ちょっと手が出ないのだけれど(汗)
昔ながらのとか、伝統の味とか、そういうものは本当に手間と時間と情熱がかかっているものなんだなぁと、改めて実感しますね。
とち餅なんかもそうですよね……。あ、沖縄のイラブー料理(うみへび)もそうだなぁ。
昔の人は食べにくいものを美味しく食べることに、本当に情熱を注いでいたんだなぁ。
料理は本当に愛情ですね。
食べさせてあげたいという思いが無いと出来ないなぁ。(人にも自分にも)
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