ファン
4

メラニー

めらにー

こんにちは♪
読んだら優しい気持ちになれるファンタジー「おかゆ系」が目標

ブログにて、なんちゃってエッセイ?場末のぼやきエッセイ?を毎日更新中
ファンになってくださいね~
寝る前の一つや、トイレの中でどーぞ♪

基本平日に更新します

現在いちお、カクヨムとなろうにもいます

160 夢巡り

 こんにちは。

 印象深い夢を見た。今年四月に亡くなった友達の夢だった。
 彼女が夢に出てきたのは初めて……と思うくらい他に印象的な夢は覚えていない。

 彼女と二人っきりで出かけたことはたった一度きり。共同で購入したものを受け取りにファミレスに行ったことがあるだけで、その他は必ず誰かが一緒だったから、そんなシチュエーションに心当たりはないのに、二人でウィンドウショッピングをしている夢だった。

 夢の中ではおなじみらしい繁華街の雑貨屋を覗いたりして、なぜか雨も降っていないのに同じお店で二人とも傘を買った。たぶん私は透明ビニール傘。彼女は花柄のビニール傘だった。
 
 途中夢の中での友達、二人組の女の子と偶然出会うのだけど、少し話してまた別れて。アクセサリー屋さんで、現実世界で共通の友達のGちゃんがこれを気に入っていたよ、と見かけた商品を指さして教えてくれた。Gちゃんとは私と同じか私よりも会っていないはずなのに、ラインかSNSで話していたのかな?と思いながら、かわいいね~と話していた。なんでもない会話。

 繁華街のアーケードから外れる時、雨が降っていることに気が付いて、お互い買った傘をさそうと思うのだけれど、そこで傘をどこかに忘れてしまったことに気が付いて、傘をとりに忘れた場所に引き返す……という夢だった。

 起きてもなお、まだ夢が続ているような感覚だった。彼女とさっきまで会っていたというより、まだ横にいるような気がして。でも夢だって分かっているから「今日あなたの夢を見たよ~」ってラインしようかなー、と思った時にやっと、あぁ彼女はもういないんだった……と初めて気が付いた。

 夢の中で気が付きたかったなぁ……夢の中ではほとんど会話をしていなかった気がする。夢だと分かっていても、彼女がもう会えない存在だと分かっていたら、もっといろんな事を話したし聞きたかったのに。そして謝りたい事もあったのに。

 いつもの彼女らしく、こちらから何かしようとしても「気にしないで、私は何にもしていないから~」と暗に言われていそうな、そんな夢だった。何も気にしなくてもいつも通りだよって。
 四十九日も過ぎ、彼岸に渡ってやっと落ち着いたから友達の夢巡りでもしているのだろうか。超一流の気を使わせないようにする事に気を使う子だったから。

 いやいや、私なんかより他の友達の所に「こっちは落ち着いたから、とりあえず顔を見せに来たよ~」とちゃんと伝えた上で回ってあげて。みんな絶対待っているから。
 N子は最後に会った友達が私でごめんって泣いていたし、ОHGは自分にとって特別な子だったのに何もしてあげられなかったって悔やんでいたし、Gちゃんも勇気を出してアドバイスをくれた時にひどい事を言ってしまったのを謝りたいって後悔していた。
 あなたに「いいよいいよ、そんな事気にしないで~」ってかわされ続けて、伝えきれなかった想いを受け止めて回ってあげて。最後の最後にポリシーを折らせてしまって申し訳ないけれど。


 彼女のお家に行った時、20年の交流になのにオムライスが好物だったとか、カトラリーは必ずプラスチックだったとか知らない情報ばかりで。
 だからお土産でくれたスプーンはメラミンだったのか!とその時初めて合点がいった。「金属のガチャガチャするのが嫌だったんでしょうねぇ」とご両親。私も実は金属のカトラリーがそんなに好きじゃなくて、木製を使うと美味しく感じる気がするから木製のカトラリーを使っている。絶妙なところに共通点があったのも初めて知った。
 そんな話もしたかったなぁ。あのスプーン、ほぼ毎日使っているよって。夢でもいいから報告させてよ。
 あなたがコットンパールの良さを熱く語っていたから、あの後実はコットンパールのネックレス買ったんだよ。そういう事を話すタイミングが無かったから一度も言わなかったけど。
 生きている間に、ゆっくりそういう話もしたかった。
 でももう叶わないからさ。次、夢に出てきた時、私はまた覚えていないかもしれないから、話を振って欲しいな。なんだったら家に残してほしいもの一覧とか伝えて?一応この前、人魚のリングは18Kだから誰にもあげちゃダメですよ、とかあなたが歌姫からオークションで受け取った物は持っていた方が良いですよ、とか……目についたものはご両親にお伝えしたけれど。……それが正解かどうかも分からないし。

 なんだこれ。要望とグチしか書いてないな。
 ごめんね。あーーー、だって会いたいのだから仕方がない。まだもうこの世にいないって信じられないから。いつになったら、あきらめが付いて感覚が追いついてくれるんだろう。



 

コメント

ログインするとコメントが投稿できます

まだコメントがありません