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メラニー

めらにー

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163 方言をドラマに使う

 こんにちは。

 朝ドラが炎上しているみたいなのですが……SNSで流れて来たので覗いてみたら、まぁ見事にネガティブな意見が多かった。
 実は一話は石垣島で、しかも「とうふの比嘉」というお店で朝食を食べながら比嘉さんちのお話を見ていました(笑)それ以降は……見ていません……というか纏めてみようと思って録ってある。物語に没入して見るタイプなので15分ずつは結構辛いのです。
 という事で、ストーリーも攻撃の的になっていそうなのだけど、そこは私は何とも言えない。まだ見ていないから。
 ただ、似非ウチナーぐちをどうにかして欲しいという声と、沖縄の言葉が多すぎて意味が分からないから見たくない、という声が気になった。

 まず最初の似非ウチナーぐちに関しては、分かるんですよ。私も関西人だから。エンタメ業界と言うのは平気で似非方言を出してくる。中にはすごい!と舌を巻くほどのネイティブもあるんですけどね。ただ時代考証的にとか、ピンポイントな場所で使われていた言葉とか、リアルな方言にすると微妙過ぎて使えない、などで方言指導の段階で脚色があるようです。
 
 余談ですが、全く別の作品の……アニメの話ですが、とある声優さんの声やしゃべり方がすごく耳になじむのはなんでなんだろう?と思って先日調べたんです。別の作品のキャラクターも同じように、テンポがなじむと言うか、不思議なフワフワした感じがあって。
 調べたら納得中の納得でした……。出身が激地元でした。そりゃそうだわ、と。
 私の地元の男性は、他の地域出身の方よりも柔らかいしゃべり方に聞こえるそうで、昔一緒に仕事をしたおじさんは地元を離れて仕事をすると、全くのノンケなのにそっちの人だと思われることが多くて困っていると言っていました。その地域にいると違和感はないのですが。みんなそんな感じだし。
 その声優さんのファンの方のコメントを見ても「○○弁が良くて~」みたいなコメントが多かったのだけど、きっと方言を話しているキャラでは無くて、演技や演出とは別の所で無意識に発動されている言葉のテンポや息の使い方なのかな?と。
 方言を使っていなくても、方言と認識される例があるんだなぁと思ったのです。

 同じように沖縄の方も、言葉を内地の言葉で話したとしても、言葉のテンポや、イントネーションの細かい所、息の使い方、相づちで方言だと言われてしまう。訛っている……まで行かない段階でも。

 育ちが違う地域の役者がここまでのクオリティーを出すのは神業だとは思うから、超リアルを目指すことは無理で、ある程度はデフォルメされた言葉に落ち着くのが仕方がない事なのかなぁ、とも思います。
 ……それでも私はウチナーグチをそのドラマで勉強できるかな?と期待していたので、ガッカリもしているのですが←
 なんでも、文法もおかしいと指摘している人がいるからなぁ。エンタメにおいて、どこまでリアルに近づけるのかは難しい課題ですね。多分方言指導や監修も入っているだろうし、沖縄出身の役者さんもいるのだから、超メジャードラマだという事で苦肉の策だったのかもしれない。

 某人気アニメで、アイヌ語と薩摩弁の早口と流ちょうなロシア語を話さないといけなくなり、それぞれ声優さんが苦労したという話は聞きましたが、それは作品の特性からからも激リアルに寄せる方向だったみたいです。視聴者がそれを期待している、というのもあるし、その視聴者がどんなディープな物も摂取して消化して見せる!というオタクですからね。それが叶うのでしょう。

 第二の問題の沖縄の言葉が多すぎて意味が分からないので見たくない問題ですが。まったく逆の悩みですよね……。幅広い世代の幅広い趣味嗜好の人々が見るから、ちょうどいい所を見つけるのは大変なんですね……。そのちょうどいい所が本当に存在するのかも怪しいですが。
 私も沖縄の言葉を調べて勉強しつつ物語を書いていたので、ある程度「特有の言葉」が登場してもわかります。でもこんな人は特殊。
 確かに「あきさみよー」「でーじまーさん」と言われたって普通は分からないですよね。仕方がない。「あきさみよー」に至っては意味があるようでないし。
 でも大河に出て来た「ちぇすと!」も同じ系だと思うんだけどなぁ。あれ、そんなに説明してなかったけど、みんな何となく受け入れていた気がするんだけどな。
 この見たくない発言をした方は、せめてテロップを付けてほしいと言っていました。確かに、そうなんだすよねぇ。でも付けられるシーンと付けられないシーンがある。それに役者さんがすっごくおいしそうに何かを食べながら「でーじまーさん」とニコニコして頬張っていたら、おいしいんだろうなぁって分かるだろうし。

 私はあまり見ないのだけど、噂によると韓流ドラマはたくさん見ているうちに字幕が無くてもなんとなく何を言っているのか分かって来る……とか聞いた事があるし。ましてや朝ドラは、殆どが共通の言葉で沖縄特有の言葉が時々入っている程度のはず。字幕を入れるのも制作側としたら躊躇われるのでしょう。

 ……どちらの気持ちもわかるんですよ? 私も早口で長文をしゃべられたら全く分からないし、例えば東北のディープ・ネイティブスピーカーの会話ならテロップつけてー!となるでしょうから。
 テロップを付けたら歴史的な意味合いで差別している……とかそういう事も無くて、青森でも津軽半島と下北半島では字幕が無いと分からないというのを聞いた事があるし。本州の中だけじゃなく同じ県の中でもそうなんだから。

 韓流ドラマの例で考えると、言えることは物語が、ソレくらいで見たくなくなるくらいには「面白くない」という事が問題なのでしょうね……。残念ながら。その人にハマらなかった、という表現の方が良いかもしれない。

 作品の中に方言を入れる是非については、私も批判されたり、色々あったので今までけっこう考え来たのです。
 結局のところ行き着く先は、それでも話の続きが知りたいと思わせる作品かどうかなんですよね……
 そして「振るい」でもある気がします。ある程度の理解力と集中力がある人しかついてこられないから、脱落者がどうしても多くなってしまう。この考え方は賛否あると思いますが。どちらにとって易《えき》か不易かも。でもどうであれ答えはシンブルに、見たいものを見る。それだけでいいと思うのです。受信する側は。
 発信する側が、どうするのかの問題。

 ウチナーぐちのドラマだと、昔やっていたテンペストは良かったのになぁ。あれは耳が慣れないと辛い所もあったかもしれないけれど、成功していたと思う。

 まぁもうちょっと話が溜まったら纏めて見てみます。


 

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