やさしさに包まれたなら
仕事に行きたくないなあ、と思った。
なんの理由もなく、きっかけもなく、意味もない。
でもきっと、ずっと前からそうなんだろうと思った。
生まれた瞬間から働くことが決まっている人なんていない。
きっとどこかのタイミングで「働いて、お金をもらわなきゃ」と思うんだろう。
いつも同じ時間に起きて、電車に乗って、同じメンバーで、同じような会話をして、同じような給料を毎月もらう人たちはいったい何を楽しみに生きてるんだろう。
道の脇に咲いている桜がいつの間にか緑色の葉っぱになってるなあ、とか
毎朝すれ違っていたあの子が大きくなってるなあ、とか
モコモコのワンちゃんが寄ってきたなとか
そんな小さいことなのかもしれない。
頭ではわかるんだ。
なんで見えなくなってしまうんだろう。
毎日に押しつぶされそうになるのはなぜだろう。
明日、私もやさしさで包み込んであげる人になりたい。
明日がいいなあ。
君って泣いたりしないねって。
私はここにいるからねって。
愛してるって言わなくても伝わるくらい。
目標は遠い。まだまだ遠いけど。
一緒に目指してくれる人、いないかなあ。
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