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下東良雄

しもひがしよしお

2023年8月15日、小説『コンプレックス』の連載を開始いたしました。
すでに他所で公開中の作品ではございますが、ぜひご覧くださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。

下東

『コンプレックス』「最終話　春うらら - 明日もきっといい日になる」公開しました。
皆様、こんにちは。下東です。小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』長きに渡り、ご愛読いただきまして、本当にありがとうございました。「最終話　春うらら - 明日もきっといい日になる」を公開いたしました。 https://maho.jp/works/15592351532121628121 　肩を抱き、そのままそっと幸子を抱き寄せた駿。「私、これ以上幸せになったら、死んじゃうかもしれません……」「死んじゃわないように、オレにしっかりつかまって……」　顔を寄せる駿の首に手を回す幸子。「さっちゃん……好きだよ……」「駿くん……大好きです……」　ふたりの顔がゆっくりと、ゆっくりと近づいていく。小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』、ぜひご覧ください。 2024年3月4日下東
2024/03/04
『コンプレックス』「第177話　春うらら - 紡がれる物語たち」公開しました。
皆様、こんにちは。下東です。小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』ついにエピローグへ。「第177話　春うらら - 紡がれる物語たち」を公開いたしました。 https://maho.jp/works/15592351532121628121 　季節は巡る。　幸子たちが高校生になって、二度目の春を迎えた。　朝夕はまだ冷える時があるものの、桜が満開な時期も過ぎ、新緑の季節。　新しい一年が、また始まろうとしていた。　今日は、太と詩穂、駿と幸子、達彦と静のトリプルデート。　詩穂がこちらに来るタイミングで、せっかくだからと、みんなで出掛けることになったのだ。小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』、ぜひご覧ください。 2024年3月3日下東
2024/03/03
『コンプレックス』「第176話　ホワイトデー - 運命の日 (9)」公開しました。
皆様、こんにちは。下東です。小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』最終章『ホワイトデー - 運命の日』、ついにラストエピソード。「第176話　ホワイトデー - 運命の日 (9)」を公開いたしました。 https://maho.jp/works/15592351532121628121 「さて、さっちゃんとの絆もこれでグッと深まったわけなんだけど……みんな、大事なこと忘れてない？」　みんな顔を見合わせあっている。「さっちゃんとの絆を一番深めるべき人がいませんか？　ってこと！」　全員が駿に視線を送る。「つーまーりー……ここで告白のやり直しをした方が良くない？」「えーっ！」　亜由美の提案に、駿と幸子は絶叫した。小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』、ぜひご覧ください。 2024年3月2日下東
2024/03/02
『コンプレックス』「第175話　ホワイトデー - 運命の日 (8)」公開しました。
皆様、こんにちは。下東です。小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』最終章『ホワイトデー - 運命の日』、いよいよクライマックスへ。「第175話　ホワイトデー - 運命の日 (8)」を公開いたしました。 https://maho.jp/works/15592351532121628121 　消毒液の匂いがする―― 　幸子が目を覚ますと、ベッドに寝かされていた。　見たことのある天井。保健室のようだ。　顔を横に向けると、カーテンが閉められている。　幸子は、ベッドの上で身体をゆっくり起こした。　誰もいないのか、保健室の中は静かだ。　カラカラカラカラ…… 　保健室の扉をそっと開けた音がする。　何人かが入ってきた。　そして、カーテンがそっと開かれる。　そこには、目を真っ赤に腫らせた亜由美がいた。小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』、ぜひご覧ください。 2024年3月1日下東
2024/03/01
『コンプレックス』「第174話　ホワイトデー - 運命の日 (7)」公開しました。
皆様、こんにちは。下東です。小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』最終章『ホワイトデー - 運命の日』、いよいよクライマックスへ。「第174話　ホワイトデー - 運命の日 (7)」を公開いたしました。 https://maho.jp/works/15592351532121628121 　心の深淵で、すべてを諦めた一年前の『昔の幸子』から、意思決定権を取り戻した［今の幸子］。　幸子は、諦めずに未来へ向けて前に進むことを選んだ。　しかし、辛いことを味わってきた『昔の幸子』は、二度とあんな思いをしたくないと、幸子の心そのものを壊そうする。　『昔の幸子』は、塞がれていた心の傷を無理矢理こじ開け、奥底に封じ込んできた＜声＞を呼び覚ましたのだ。　どんなに時が経っても、決して消えない辛い過去。　それは、幸子に凄まじいフラッシュバックを浴びせ、駿や亜由美たちの尽力で［今の幸子］を取り戻そうとしていた幸子の心を、完膚なきまでに破壊しようとしていた。　――三月十四日　ホワイトデー　放課後の校舎裏　幸子は大粒の涙をこぼしながら、小さな声でつぶやいた。「駿くん……助けて……」「さっちゃん！」　苛烈なフラッシュバックの嵐に、幸子の心は朽ち果てていく。　はたして、駿は幸子を救えるのか。そして、幸子の心は―― 小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』、ぜひご覧ください。 2024年2月29日下東
2024/02/29
『コンプレックス』「第173話　ホワイトデー - 運命の日 (6)」公開しました。
皆様、こんにちは。下東です。小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』最終章『ホワイトデー - 運命の日』、いよいよクライマックスへ。「第173話　ホワイトデー - 運命の日 (6)」を公開いたしました。 https://maho.jp/works/15592351532121628121 　――三月十四日　ホワイトデー　放課後の校舎裏「もういい！　お願いだから、放っておいて！」　『幸子』は、涙をこぼしながら絶叫した。　『幸子』を説得できず、無力感に包まれた駿は、これ以上言葉を口にすることができない。　悔しい表情を浮かべる駿。　その時だった―― 「幸子っ！　いい加減にしろっ！」　上の方から、女性の怒号が轟く。　駿と『幸子』が見上げると、校舎の二階の窓に、激怒した亜由美の姿があった。「亜由美さん……」　駿が好きだから、幸子が好きだから、亜由美は叫ぶ。　絶望の沼に沈みゆく幸子の心に、亜由美の声は届くのか―― 小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』、ぜひご覧ください。 2024年2月28日下東
2024/02/28
『コンプレックス』「第172話　ホワイトデー - 運命の日 (5)」公開しました。
皆様、こんにちは。下東です。小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』最終章『ホワイトデー - 運命の日』を連載中。「第172話　ホワイトデー - 運命の日 (5)」を公開いたしました。 https://maho.jp/works/15592351532121628121 　幸子の心の深淵の世界では［今の幸子］が、弱かった頃の『昔の幸子』と出会っていた。劣等感を克服できなかった［今の幸子］は、無意識のうちに『昔の幸子』を呼び覚ましていたのだ。　この一年で大きく成長し、未来に希望を見出し始めていた［今の幸子］は、『昔の幸子』から執拗なまでにそのすべてを否定されたことで存在意義を見失い、『昔の幸子』に幸子の意思決定権を奪われてしまう。　その結果、幸子は一年前のように、すべてを諦めることで自分の心を守ろうとし始めていた。　そして、自分自身に絶望した幸子は…… 小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』、ぜひご覧ください。 2024年2月27日下東
2024/02/27
『コンプレックス』「第171話　ホワイトデー - 運命の日 (4)」公開しました。
皆様、こんにちは。下東です。小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』最終章『ホワイトデー - 運命の日』を連載中。「第171話　ホワイトデー - 運命の日 (4)」を公開いたしました。 https://maho.jp/works/15592351532121628121 　幸子は、闇に包まれた空間で座り込んでいた。　立ち上がってみると、地面があるような、ないような。そんな不思議な感覚だ。　周りを見渡すと、先の方にぼんやり光っているものが見える。　幸子は、まずそこを目指すことにした。　道は無かったが、そこへ向かって歩こうとする。　自分が近づいているのか、光が近づいてきているのか、よく分からないが、徐々にそのぼんやり光っているもののかたちが見えてきた。（！）　幸子は驚く。　ぼんやり光っていたのは『幸子』自身だった。　自分と同じ制服姿で立っている。小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』、ぜひご覧ください。 2024年2月26日下東
2024/02/26
『コンプレックス』「第170話　ホワイトデー - 運命の日 (3)」公開しました。
皆様、こんにちは。下東です。小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』最終章『ホワイトデー - 運命の日』を連載中。「第170話　ホワイトデー - 運命の日 (3)」を公開いたしました。 https://maho.jp/works/15592351532121628121 　幸子は自分の席に戻り、駿からもらった洋封筒を開け、手紙を読んだ。　そこには、一言だけこう書かれていた。　『十六時、校舎裏で待ってる』　コンプレックスに翻弄されてきた幸子と駿。　はたしてふたりの恋は成就するのか。　今、運命の時が来る―― 小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』、ぜひご覧ください。 2024年2月25日下東
2024/02/25
『コンプレックス』「第169話　ホワイトデー - 運命の日 (2)」公開しました。
皆様、こんにちは。下東です。小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』最終章『ホワイトデー - 運命の日』を連載中。コンプレックスに翻弄されてきた幸子と駿。はたして、ふたりの恋は成就するのか。「第169話　ホワイトデー - 運命の日 (2)」を公開いたしました。 https://maho.jp/works/15592351532121628121 「それと、これ」　亜由美とジュリア、ココア、キララの四人に洋封筒を手渡す駿。「これは……？」　亜由美は不思議な顔をしていた。「まぁ、みんなへの感謝の手紙だな。口じゃ上手く言えないからさ」「今、読んでもいいかしら？」「うん、かまわないよ」　四人は洋封筒を開封して、駿からの手紙を読み始める―― 小説『コンプレックス～心に傷を抱えた少女の一年間～』、ぜひご覧ください。 2024年2月24日下東
2024/02/24