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Camille Hayami@CÉLINA / Edelweiss of Window art

まどべのエーデルワイス / かみーゆ・はやみ(せりな別名義)@おトクなキャンペーン(おトク作戦)

I sometimes paint pictures for pleasure.
My hobby is planting trees and growing flowers in my garden.
I'm fond of taking pictures and I have a camera of my own.

https://potofu.me/leontopodium

【やまと保険】沈黙メモリアル

一月二日、火曜日。本日のらんめしはのりジャスミン茶漬けとルイボス麦茶といただいて、わたしはやまと保険について考えているうちにおじさんゲーこと沈黙メモリアルという同人恋愛ゲームの構想を煮詰めていました。
あなたなら誰を落とす?
海江田シロッコモテかわ姫?
それとも美術部の顧問の山中先生?
それともナイーブなカミーユ速水きゅん?
それともたつなみパパ総統閣下?
いやぁ……香ばしいですねぇ……ネタの玉手箱やぁっ!w

【第一話】
*ちんもく美術部*
ここは防A……私立ちんもく学園!
この春からわたしはちんもく学園へ入園することになっておりました。
今……一番人気のちんもく美術部がアツい!
そんな風の便りをジェシー先輩から聞いていて、わたしもちんもく美術部に入部しようと決めていました。
ちんもくメモリアル【ガールズ・サイド】……そんな風に後の世に語られるともしらず、わたしは春からの学園生活に胸をときめかせておりました。
わたしはお庭の鉢植え植物にお水を与えてから、郵便受けからお父さん宛ての大学広報誌を靴箱の上に置いて、屋内にもう一通の封筒を重ねておきました。多分、こちらはお母さん宛てのお手紙かなと思ったからです。
わたしはリビングに向かうと、お母さんはお雑煮やおせち料理の準備をしていて、もう朝の七時半ですから……と言って和やかなお正月の朝でした。
そしておせち料理にお屠蘇にお雑煮をジャスミンティーといただきながら、窓辺からのお庭の景色を眺めて、この栗きんとんはお庭のくちなしで色づけしたのだと思いながら、靴箱の上に置いたお父さん宛ての大学広報誌の話を思い出して、推薦でちんもく学園の入学が決まって良かったのかな……もうこの春からの学園生活は決まっていて、わたしは先輩から色々とクリスマスのお手紙だとか、あれこれと甲斐甲斐しくもお世話されている感が伝わるようで、先輩が送ってくださったクリスマス・カードからクリスマスおめでとうのオルゴールの音色を聴きました。
先輩の手描きのかわいらしいクリスマス・イラストとメッセージがクリスマス・カードに描かれており、先輩もちんもく美術部だからこんなに絵が上手なのかな?
ふとそんな風にグリーティングカードから先輩からのあたたかな優しさを感じ取ったり、わたしも同じちんもく美術部に入部したら、一緒にこうして楽しく放課後にお絵描きを楽しめて、また年下の後輩に先輩からのお手紙のように、わたしもお手紙を書いたりして面倒を見たりする心温まる交流の連鎖が次の世代にもこうして伝わってゆくのかな……ふとそんな気持ちになりました。
優しさや思いやり……慈しみなどとクリスマスの要素に満ちたその感性はおそらく正しい道標なのでしょう。
それは青春時代の思い出としても美しく感じられるような……ナイーブな……文芸的な美しい世界で、わたしは先輩からのクリスマスのお手紙とクリスマス・プレゼントを眺めて、クリスマス・プレゼントのラッピングを紐解いて、夢の国のおしゃれな百周年記念のペンダントが先輩からの贈り物でした。
わたしは鏡の前でそれを身につけて、お化粧をすると、初詣に出掛ける予定の日だったのを思い出しました。
わたしはリリアベル神社に一緒に初詣してからお伊勢さんをする予定の日ではあったからです。
リリアベル神社はスサノオがお伊勢さんをする前に立ち寄った神社で、ご先祖さまが神馬小屋を建てたらしくて、看板にご先祖さまの名前が連名で書かれています。
わたしは小鳥たちのさえずりを聞きながら、窓辺からの景色を眺めていると、小鳥たちの朝の営みはさながらとても微笑ましい雛鳥たちのお食事タイムのように映るのでした。
窓辺からの景色を眺めては、窓辺の鉢植え植物にも朝の灌水作業などを済ませて、小鳥たちのさえずりに耳を澄ませます。
空模様はニュアンスカラーの銀灰色のムーンストーンのようなお色味の燻った……落ち着きのある色調でごくやわらかにさしこむ朝陽がとても穏やかな気分に導いてくれます。
わたしはシュトレンのかおりのハンドクリームを手肌になじませて、百物語を四ページ分程度、毎朝、ゆっくりと読み進めていて、百物語を読み終える頃には春がきて、わたしもちんもく学園へ入学するのかな……そのときひときわ輝くようにさしこんだ明るい朝陽が窓辺を彩り、さながら一枚の絵画のような美しい景色があたりを彩りました。
わたしは突然さしこめた美しい朝陽の木洩れ日がお日さまが優しく微笑んでいるように思えて、ああ……今日はリリアベル神社に参拝したあとにお伊勢さんをする予定でしたから……そこはかとない情景を彩るかのようなたたずまいでございました。
窓辺が明るくなり、わたしは百物語を三十六話まで読み進めると、ふっとふるさと横濱の景色があたりに広がり、思い出すような懐かしい子供時代の美しい思い出が百物語からきらきらと煌めいて感じ取れるような……そんな望郷の読書体験でした。
チョコレートシュトレンにグリューワインティーにT五さんの桜の和三盆のお茶菓子とモーニングティータイムに百物語をシュトレンのハンドクリームをなじませて、拝読するとても素敵な読書の時間はかけがえがなく、またわたし自身にとっても実り多きめぐみであり、百物語をこうして毎朝ゆっくりと読み進めて、読み終わる頃には春がくるのかな……そんな冬の読書体験としてはとても豊かな感性を育んでくださるような……そんな素敵なクリスマスの季節に手に入れたご本です。
本当に文芸的な美しい世界はナイーブな美しさと形容するのに相応しく、わたしは感謝の気持ちを感じながら、こうして日々、ゆるやかに百物語に親しむのでした。
モーニングティータイムはこの冬とびきりの光彩を放つように美しく煌めいては、マジックアワーとルールブルーをグリーンでウッディでシプレーなフレグランス・ノートからそっと思い出すように感じ取るのでしょう。
百物語がそのような類のおはなしで彩られておりますように……。
ふと脳裏に流れるきよしこの夜がとても綺麗なクリスマス休暇の十二夜を彩るように寄り添ってくれて、あたたかにわたしたちをつつんでくださる慈愛の世界線に滞在しているような……そんな穏やかな海の物語は、海運の守護聖人に優しく導かれて守られているような感覚でした。
こういう気持ちを忘れてはいけないなと、しみじみとそう思うのです。
優しい感情と共に穏やかにわたしは微笑むと、わたしは飽きもせず、輝くようなお正月の朝陽のさしこむ窓辺で物書きを続けるのでした。
色々と物書きにいそしんでは、お母さんがらんらんちはラーメンとみかんとジャスミンティーを、おゆうごはんはちらし寿司にしますからねと三が日らしいおゆうごはんかなぁ……わたしは物書きする手を休めて、お母さんが調理してくれたラーメンとみかんとジャスミンティーをおいしくいただくと、みかんは本当に甘くてとても美味しかったとにこやかな笑みがこぼれるほどに美味しくて、これはおゆうごはんのちらし寿司も楽しみかな……わたしはふとそんな風に母親の味を味わうのでした。
ところでちんもく学園に推薦入学する最大の理由はおこづかいが支給されるからです。だから先輩はあんなに惜しみのないお手紙やお土産をいつも送るだけの何かそれだけの経済力が養えるのではないか。またそれは先輩のように生きてゆくためのフィロソフィーなのではないか?とも先輩の人となりを考えても、何か醸成されゆくノウハウが得られるのではないかと、わたし自身は強くそう想い、感じます。
それがこの先輩にならついて行ってもいいと思える先輩のカリスマ性でもあり、器の大きさだと常々感じているからです。
先輩はわたしの憧れの存在で、とても立派な人柄です。昔からそんなちょっとしっかりとした強さを持っていて、とても優しい性格をしている人格者であり、昔からわたしがこの先輩の背中を見て追いかけてきた憧れの存在です。
わたし自身も先輩のようにしっかりとした人になりたいなと思うのですが、なかなかこの先輩のようにというのも難しいもので、自分が頭の中で描くような理想像と現実の自分自身の技量には……ものすごくギャップがあるものだと感じはしますね。
わたしがまだ成熟した人間ではないからそう思うのかもしれませんが、その過程も成長という道標の指標となりうるのではないかとも感じますので、先輩を見習って立派な人間になれたら、どれだけ素敵な未来予想図が描けるのでしょうか。
また先輩とはそれだけの能力を培ってきた人なので、何かこの先輩の背中をずっと追いかけていけば、わたし自身の大きな財産……それは精神的なものですが、色々と得る物が多いのだろうと思っているからこそ、先輩が進学したちんもく学園への推薦入学まで頑張れたような気はいたします。
それだけこの先輩はわたしの面倒を長い間、見てきてくれて、ああ本当に善意の人なのだと、長年の交流でよくわかっているのも大きいですね。
とにかくわたしのちんもく学園への進学は決まって、それは推薦枠で決まって、このクリスマス休暇の百物語を読み終える頃には春の訪れの気配が感じられるような季節に移ろいゆくのではないでしょうか。
そしてちんもく学園へ進学したら、先輩と一緒の美術部に入部して、色々と楽しい放課後を過ごせたらいいなと思います。
【サンタ・ハイドロフォンで接続して通信中】
今、漢字違いで同じ名前の速水を事故らせたくないので、代役はシーブックの方でお願いします。
ここまではわたしが思っていた以上にすんなりと上がれました。今でも多分、それなりには動けると思います。
実際にここまで起動した感想としては、藤真の原稿だけ当時のまま目に付く場所にずっと消えずに残っていただけのそれなりの理由と意味はあったのかなと思っています。
またサンタ・ハイドロフォン自体にもきちんとした意義がありました。
一度、念の為、ここで試験通信を終えます。
以上です。
【ここでサンタ・ハイドロフォンの接続をオフラインモードに変更後、トランシーバー機能のみ使える状態に戻します】
……ホワイトユール出ます。
【ホワイトユール起動】
【ホワイトユール・テイクオフ】
サンタ・ハイドロフォンのトランシーバーが……?
*サンタ・ハイドロフォンの通話に出ますか?
→は い
 いいえ
【トランシーバーモードで通話中】
*そのまま九時の方向に私の妻のエレノア機が待機しているので、一緒にルーヴィル国際空港第一ターミナルまで戻っておいで。
 私?私はフランツ・ド・ルーヴィル。お土産のお寿司を用意してあるからラウンジまで取りにくるといいよ。魚住君からお寿司を渡してくれって言われたのを預かっていて、それを君にと頼まれていたんだ。魚住君、君の事をずっと心配していたはずだからあとでちゃんと話した方がいいよ。何があったのとかね……。
 まあ……もう日没後だし、疲れたりおなかすいたりでしょうから夕飯にしよう。空港内にホテルもあるからしばらく落ち着くまで泊まっていくといいよ。何かおかしな事が起きると困るからセキュリティーが厳重な空港内のホテルが一番安全だと思う。
【コクピット内メインディスプレイにエレノア機より入電】
*こちらはエレノア機です。上手にホワイトユールを起動出来ましたね。とりあえずフランツの言うようにルーヴィル国際空港第一ターミナルの滑走路まで案内します。ついてきてください。
(ルーヴィル国際空港まで移動後、着陸)
*エレノア機及びホワイトユール帰投しました。これより機体整備に入ります。
(空港内ホテルのラウンジにて)
*お疲れ様。やっぱり君じゃないとそれ……ちゃんと動かなかったのかもしれないね……。
 格納庫のデータ接続元を辿ったら君のお母さんの端末だったからたまたまデータが反応したみたいだし。急にホワイトユールが正常に起動したのも何か理由があるのかもしれないね……。
 とにかく今日はもうしっかり休んで、これ魚住君から預かっていたお寿司のお弁当とお茶ね。
(フランツからお寿司やお茶を受け取って空港内ホテルの一室に案内されてベッドに横になった)
……何だか今日はものすごく疲れたなぁ……言われた通りもう休もう……。
(お寿司を食べておくすり飲んで就寝)






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