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Camille Hayami@CÉLINA / Edelweiss of Window art

まどべのエーデルワイス / かみーゆ・はやみ(せりな別名義)@おトクなキャンペーン(おトク作戦)

I sometimes paint pictures for pleasure.
My hobby is planting trees and growing flowers in my garden.
I'm fond of taking pictures and I have a camera of my own.

https://potofu.me/leontopodium

パールヴァティーの祭壇にて

一月三日、水曜日。Qちゃんの握ったお寿司は美味しいなぁ……。
わたしは朝、ルーヴィル国際空港ホテルの一室で目を覚ますと、昨日受け取った魚住君のお寿司をホワイトユールの緑茶と一緒にいただいて、エレノアおばさんがおせち料理にお雑煮などをルームサービスで手配してくれたので、ルーヴィル国際空港からの湾岸線を眺めながら、それをいただいて、とても立派なクリスマス・ブーケが花瓶に活けられているのをサンタ・ハイドロフォンのカメラで撮影したりしました。
ホワイトユールの緑茶はお抹茶でも入っているかのような美味しさで、小鳥たちが朝のさえずりをする景色を眺めては、わたしはひとかどの心の平穏を得た心地でした。
おせち料理やお雑煮にお屠蘇にお寿司をいただいて、リラクゼーション・エリアの胡蝶の夢見宮のお庭で鉢植え植物にお水をあたえたり、花束を選んだりして、パールヴァティーに花束を捧げたり……その遠い昔の甘い記憶はふっとわたしの脳裏に自然となじみ、パイの笑顔を思い出すかのようで……だからホワイトユールが正常に起動した……わたしはそんな風に感じていました。
パールヴァティーの祭壇にお花にぬいぐるみにおせち料理などを捧げて、しばらくパールヴァティーにおいのりをしていると、ニュアンスカラーのやわらかな色彩の空模様は綺麗に風にそよぎ、あたたかみのあるやわらかな朝陽がわずかに光をこぼす……その芸術的な空模様はとても美しく、また三が日らしいアルベールのお誕生日でした。
お日さまのようなアルベールの笑顔に小鳥たちが歓び歌う……とても穏やかな祈りの景色はパールヴァティーに捧げられた祭壇の名に相応しいと思いました。
運命とは必然なのでしょうか。その時、お日さまが輝くようにあたりをやわらかな色彩で照らし煌めいては、わたしはパールヴァティーの祭壇でしばらく時間を過ごしていました。
久しぶりに訪れた胡蝶の夢見宮のお庭の景色はずっと変わらずにそこに存在して、わたしはガーデニングを楽しんだり、パールヴァティーのことを思い出したりしながら、自分自身が驚くように癒されていくような感覚でした。
ここで過ごしていたら、体調はもしかしたら良くなるのかもしれないなと……パールヴァティーのひまわりのような笑顔を思い出しては、少し物思いにふける三が日でした。
***
【ここからカミーユ】
らんらんちはおうどんとみかんとジャスミンティーといただいて、おゆうごはんはファたそが海鮮鍋を作るのとか言っていたから、わたしはジャスミンティーをもう一度煎れて、あら熱をとり、冷蔵庫に保管すると、まだ全然体調が戻ってくれないなぁと思い、シエスタしようと横になると雨が結構激しく降り出して……わたしは冬コミ新刊を受け取ると、また窓辺が明るい時間帯に百物語と一緒にゆっくりと拝読したいかなと思い、くたくたに疲弊しきった身体をしばしベッドで休めるしか他に選択肢もない感じにぐったりとしていました。
疲れた……ものすごく疲れた……本当にぶっ倒れそうなくらいくたくたな状態だ。
頭がくらくらしてめまいが酷すぎてとてもじゃないけれど、これ以上起きていることはちょっと無理なくらい足腰がガタガタに震えてきて、ベッドで横になっていても両脚の痙攣がとにかく酷すぎて起きあがることすら困難な状態です。
今に本当にぶっ倒れて突然死しても何も違和感を感じないくらい……わたしの身体は限界が来ているのではないかとぼんやり薄れゆく意識の中で崩れ落ちるようにベッドに倒れ込んだ。
気付いたら声を押し殺して涙がとめどめなく流れたので、誰にも悟られないようにしばらく泣いていると、少しは気が紛れたのか、身体も休まり、立ち上がることは出来た。
とにかくこんなみっともない情けない姿を誰かに見られたらあざ笑われるような気がして、わたしは誰にもわからないようにとベッドで頭から布団をかぶって隠れるように声を押し殺して言葉にならない涙をこぼした。
サンタ・ハイドロフォンにメールが着信したのはそんな頃合いで、メールの差出人はシーブックからで、なんだかとてもシーブックが心配しているような文面だったので、少し気にはなったかな。
シーブックはいつもわたしに親切で優しく気心の知れたフレンドなのは事実で、よく一緒にオンラインゲームで遊んだっけ。
その頃のシーブックも体調を崩しがちで関係としてはいわゆる病み友というカテゴリーだけど、とてもポジティブな病み友なので、ネガティブな関係性は全く感じずにいつも一緒にゲームで遊んでいた頃をぼんやりと思い出して……わたしは少し精神領域が休まり、張り詰めた神経が穏やかな気持ちに変わってゆくのを実感していた。
わたしはしばらくシーブックとメッセージを交わすと、だいぶ気持ちは和らいで、まだ頑張れるかな……とそんな気持ちになってゆくのを感じると、ふとんから顔を出してぐしゃぐしゃになっていた情けない顔をなんとかしようと涙を拭った。
その日、シーブックと交わした会話はいつも通りのありふれた日常のメッセージだったけれど、かえってそのシーブックとの日常というものがとてもありがたく感じて張り詰めた神経が穏やかになってゆく感じで疲れも和らいでとても嬉しかった。
そしてまたその日常から一緒にゲームでわいわいと楽しく遊んだ楽しい思い出が次々と思い出すような……そんなやりとりをしばらくシーブックと楽しんで、気付いたらいつもの自分に戻っていた。

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