スターツ出版文庫大賞2019最終選考作品の加筆・修正版です。
拝啓、10年後の君(僕)へ
「僕、生きてるの?」
「生きてるよ」
「ふーん……」
「ふーんって……。変な人」
余命1か月の主人公[僕]は、病室で目をつぶると、いつの間にか学校の屋上で倒れていた。
そこで、女子高生の水上 希に出会い、この世界が10年後の世界だと知ることになる。
タイムスリップした余命僅かな僕と彼女の短くて長い夏が始まった。
しかし、僕には時間制限が存在した。
毎晩、日付が変わるころに脳裏に浮かぶ文字――〇〇日。
1日に1ずつ減るその数字が意味するものとは――。
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