アビス提出作品【青芝】のあとがき
らんどさんの企画「私のアビス」に参加された皆さまお疲れ様でした。
私的にはとても好きなテーマだったんですけど、いざ書く!となるととても難しかったですね…
普段からちょこちょこ書いているものが、暗い話ばっかりだったんでいけんじゃね!?と思ったけど、最後の希望をもたせるっていうのがどうにも難しかったですね…
あとがきを書きたかったんですけど、文字数も8500字というギリアウトなうえ、今の方式だとあとがきも文字数に含まれてしまうため、ブックに収めることができなかったので、とりあえずブログに書き収めました。
これがらんどさんのホームページのブログ一覧に流れてしまうと思うと恥ずかしいですねʘ‿ʘ
以下、作品【青芝】のネタバレ含みます。
この作品に登場する桃谷 莉子と井出 薫は他人から見ると恵まれた容姿を持っていて一見悩みが無さそうな二人だけど、実は容姿コンプレックスを抱えているという設定です。
「私のアビス」を書く上で、絶対に重すぎない設定にしようとは決めていました。どこにでもいそうな、誰でも抱えていそうな悩み。
その悩みの大きさは人それぞれで、誰かにとってはしょうもないようなことでも、誰かにとっては人生が狂わされるぐらいのものだったりしますよね。親や友達関係だったり、勉強や運動だったり、セクシャルマイノリティだったり、それは本当に様々です。
今回はその中でも容姿に焦点を当ててみました。
昔、腐れ縁でなにかと今も続いてる友達に芸能人ミーハーの私は「○○みたいになりたいわー」と普通の会話を投げかけたことがあります。すると返ってきたのは「私だれかみたいになりたいとか思ったことない」という言葉です。確かにその子は自分の容姿大好き!って感じで、街歩いてても別に見られてないのに「あの人達めっちゃこっち見てたよな」とか言えちゃうような子なんです。そのときは、いや会話のキャッチボール…と思ったんですけど、そうやって思いながら生きていける彼女の人生って最強だよなー!と。自己肯定感は生きる上で最強の武器です。
正直私は、そういう人が羨ましくて仕方がないです。
作中の二人のように、人と比べたり、ここがこうだったらいいのになーとばかり思ってしまいます。鏡と対峙すると何十分もそんなことを考えてしまうので、暇なときに鏡は見ないようにしています。
平成の名曲で、ナンバーワンじゃなくてオンリーワンでいいみたいな歌詞がありますが、そのオンリーワンを愛せるかってなるとまた別の話ですよね。
ただ、その人を羨むっていうのも生産性がなく非常にエネルギーを使うものだということは自分自身が一番よくわかってるんです。でもやっぱり学生のときってエネルギーが有り余ってるから、そういうことでも悩みがちですよね(…ですよね?)
その時代の危うさを作中で少しでも出せてると嬉しいです。
他人の視線を集めてしまう自分の容姿が嫌いで日々生き辛さを感じてる莉子は、正反対でどこか憧れを抱いてしまうような薫と出会い、またそんな薫が自分と同じような悩みをもちしかも自分のことを羨んでいることを知ります。
心情の変化は作中で表現した、つもり、です、、、。
テーマは、他人の目を通して得る自己肯定、自分が生き易くなるんだったら心の中ではそんな風に思っててもいいんじゃない?ってやつです。裏テーマは、何かを共有している女友達は最強だよね☆です。
こんなお互いを超羨ましいと思いながら、しかもその思いを共有している友達、欲しくないですか?一緒にいれたら最強☆自己肯定!って感じで、超!渋谷ギャルになれそうですよね。
もっと語りたいことはあるのですが、これ以上説明すると作品の意味がなくなってしまうので、我慢します。
まーたまた長くなりました。期間が過ぎたらこれもブックのほうに移しますね。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます(ノ◕ヮ◕)ノ*.✧
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