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宮野 藍

みやの あい

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「ハートの上にキスを」について

 


皆さま、こんにちは、こんばんは。


つい先日、やっとやっと「ハートの上にキスを」を完結させることができました。ここまで来るのに2年近くかかっているらしいです、驚きです。


そしてコメントも頂きとてもとても嬉しかったです。どこに返信すべきか分からず、ここに書き記しておきます。ありがとうございます!

その後の話は書くとも言えませんし、書かないとも言い切れません。もし更新されていたら「あ、もしかして?」ぐらいに思っていただければと思います。(追加してもSSぐらいです)





以下、ネタバレ、裏話を含みます。

もしまだ「ハートの上にキスを」を読んでない方がいらっしゃいましたら読むのはオススメしませんが、裏話から本編の方に興味を持って頂ける方(私もその一人)もいるかもしれませんので自己責任でお進みください。


前置きが長くなりました。


この話のきっかけは、敵対する相手が誘拐したお姫様を助けられず苦しむ姿をみてその相手に興味を持つ女の話を書きたいと思ったことです。

そして皆さまが大好きなイベント(?)である「お姫様誘拐事件」を話の軸に持ってきたかったのです。

はい、すでに矛盾が生じています。


最初の段階では美雪と光希がハッピーエンドを迎える予定でした。タイトル通り彼は「ハートの上にキスを」しています。

ですが、筆を進める中、私の中でも美雪の中でも東屋の存在が大きくなりはじめました。(ごめん、翼。最初から最後まで翼は当て馬…)

いじらしく、不器用で、初恋の相手の幸せを願い続ける東屋洸。


美雪の中で彼はいつまでも「特別」です。たとえ光希とハッピーエンドを迎えたとしてもそれは変わらなかったと思います。

なぜなら初恋で、初めての相手なので。


それを光希は越える予定だったんですが……。プロットを立てずに出発したので登場人物達に振り回されてしまいました(笑)


消えた美雪を最後に見つけたのは東屋ですが、もちろん光希も探し回っていました。彼らの美雪に対する想いに大きな差はなかったと思いますが、東屋の方が執念深く、美雪が他の誰かと幸せになっている姿を見る覚悟が光希にはなかったのです。



途中、予定していた流れが軌道修正不可な矛盾があることに気付いてしまったり、書きたい場面が上手く書けずもやもやしたりと色々ありましてこんなにも時間がかかりました。(単純に筆の進みも遅い)

あとどうでもいい話ですが、私が書く子達に「美」がつくことが多いのは特に意味はありません(笑)元々「美雪」は「深雪」表記の予定だったんですが、私が変換を間違えたまま進めてしまったためこうなっています。


こんなところでしょうか。

まだ語り足りないこともあるような気がしますが、長くなってしまったのでこの辺で失礼しようと思います。


それでは、また。



20.5.26 宮野藍



 
 

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