Defend love番外編~キョーヤ第3部①~
(※自己満足の世界です。
非公開にした作品の番外編ですので、ファン登録者様専用となっております。
ご容赦願います。)
ナギに言われた言葉が引っかかり、俺はハナと距離を置き、店にも若いモンを行かせていた。
別にハナなんか、気になってねぇ、俺は一生サナちゃんを想って独身でいいんだ。
サナちゃん以上の女なんか、この世にいねぇし。
「立花さん、これ今月分です」
「あぁ」
ハナから受け取って来た封筒を、若いモンから受け取り、中身を確認する。
「おいっ!これ間違ってねぇか?本当にオシベ ハナの分か?」
「はいっ、昼間に寮へ行って本人から渡されたまんまです」
「そうか」
俺は久々に店に顔を出した。
それはハナから受け取った金額が、あまりにもデカかったから。
「立花さん、お久しぶりです」
「お疲れさん」
「ハナちゃんですか?そろそろ出勤してくると思いますよ。今日は同伴無いんで」
「今月もハナちゃん、ナンバー確定っすよ」
「そうか」
「ハナちゃんの成長ぶり凄いですよ。お客様へは勿論、ヘルプに入った子達への心配りまで」
「良く入る子なんか、いつも、ありがとうってハンドクリームとかボディクリーム貰ったそうっすよ」
店長と黒服達が次々にハナの報告をしてくる。あのハナに一体ナニが起きたんだ?
「あの3人の女性の、おかげっすかね」
黒服が独り言のように呟いたのを、俺は聞き逃さなかった。
「あの3人って何だ」
「いやぁ…半年前ぐらいに、美人3人組が来客してハナちゃんを指名したんすよ。1人が妊婦だったんでハナちゃんの友達かなって、思ったんすけど違かったみたいで…」
「…妊婦」
差詰めナギがサナちゃんに話て、アンナさんも巻き込んで来店したんだろう。
「キョ…立花さん、おはようございます」
ハナは丁寧に俺にお辞儀してから、店長と黒服に今日、来店予定の自分の指名客の名前を伝え「失礼します」と、再び俺にお辞儀をしてロッカールームに消えていった。
「ハナちゃん変わりましたよ、これで立花さんも心配事から開放されましたね」
店長に話しかけられ「あぁ」と返事を返したが、これが俺の望んだハナの姿なのか?俺の知ってるハナは、あんなんじゃ無かった。
いや、ハナは借金返済のために働いてるんだ、本来なら早い段階で今回の金額くらい返済してもらわなきゃ、いけなかった。
すっかりキャバ嬢となったハナを、視界の端で盗み見てから、俺は店を出て”これで、いいんだ”と自分に言い聞かせた。
言葉は悪いがハナは借金の質ぐさだ、キャバ嬢としてナンバー入りも果たした。これが”俺達”の望んだ姿だ。
なのに、俺の心はモヤモヤしていた…。
そして、その日から1週間ほどした日、店から”ハナがケガをしたから2週間ほど休みが欲しい”と言ってると、俺に連絡が入った。
少し見直したら、すぐこれかよ。なんて思いながらハナの部屋へ向かう。
「ハナ!開けろ」
「ムリっ」
「ケガしたんだろ?見せてみろ」
「ヤダ!今日は欠勤で罰金扱いでも何でもいいから、帰って!」
ハナの滑舌が、何かおかしい。まさか昼間っから酒でも飲んでんのか?
「ハナッ!いいからケガの具合見せてみろ」
「帰ってってば!ウソだと思ってんなら、そう思えばいい」
「そんな事、言ってねぇだろ」
「ヤダっょ、…きな人に、キョーヤさんだけには見られたくないっ!」
このままじゃ拉致があかないと思って俺は、ナギを呼んでナギだけがハナの部屋に入っていった。
「キョウヤ、病院連れてくか、組お抱えの医者呼んだ方がいい」
「は?」
第3部②へ続く
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コメント
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- 海優
レン 様🐕💕
ご訪問、ありがとうございます🙇💕✨
ハナちゃんの心配、ありがとう😭🙏✨
優しい🥺💖
第3部①も、読んでくださり、コメントまで、ありがとうございます🙇💕✨🍀💖BIG LOVE💖✨😍 - レン
うぉ~更新🙌🙏🙇🍀
ハナちゃんに何が…😱💦💦
心配🥺🥺 - 海優
碧泣。様🐱💕
ご訪問、ありがとうございます🙇💕
ハナちゃん😱
いつも読んでくださり、コメントもくださり感謝🙏✨です🥺
ありがとうございます🙇💕✨
真帆ちゃん完結、おめでとうございます🙇💕
SSも楽しみにしてますっ💖BIG Love💖 - 碧泣。
ハナちゃんに何が!?
気になる~!! - 海優
若奈 さま💕
ご訪問、ありがとうございますっ❗🙇💖
ねー❗ハナちゃん成長しましたよねぇ🥺私も親目線で書いてますっ🤭😂
第3部①も、読んでくださり、ありがとうございます🙇💕🍀