Mくんとは、月一の集まりの会で知り合った

その会は、心の病気を抱えながら、働いている人たちが相談し合ったりする会だった


Mくんは、パニック障害で、薬を飲みながら、働いていた


私は、鬱と摂食障害
仕事をしながらも、私は、病気の真っ只中
過食嘔吐も毎日で、月一の集まりの会ですら、行けなくなるくらいだった



それに比べたら、Mくんは、ほとんどパニック障害は治っていて、発作も出ていなかった


すごいなって思ってた
パニック障害のことは、あまり分からないけれど、克服したなんて、すごいなって



同じ心の病だからこそ、健常者には伝わらないことが、本当に分かり合える


だから、通じ合えて、会うたびに好きになっていった






Mくんのパニック障害は、症状は出ていないけれど、
やっぱり、生きづらさはある
見ていて思う



電車に乗れない
人混みが苦手
スーパーへの買い物も苦手
エレベーターが乗れない
確認が多い


不安が大きくなると、かなり障害が出る


でも、わかるところもあって、
そういうときは、今日は、不安が大きいんだなぁと思う
よくなるといいなって





この間、Mくんと一緒に行きたくて買ったチケットがある
そのとき、Mくんは、行くよって言ったんだ


でも、本当は、人混みに行くのは、すごく苦しいこと、
本当は、キャンセルになってほしいこと、
本当は、不安なこと、
話してくれた


衝撃だった


Mくんも不安と闘っているんだなと思った



いつも、私を笑わせてくれるし、
いつも、楽しくしているけれど


見た目では、わからない
それは、Mくんも、私も同じだね



これからは、もっと、Mくんにも寄り添いたい
もっと、Mくんのことも分かりたい
大切にしたい