うちには、くまのぬいぐるみのくーちゃんと、
その弟の、るーちゃんがいる


くーちゃんは、3年前の秋に、ものすごく調子が悪い時、お店で見つけて買ったぬいぐるみだ


そのときも、過食嘔吐がひどかった
何か救いを求めようと、ぬいぐるみを手にした


そのあと、手作りしたぬいぐるみが、るーちゃん


いつも、2つのぬいぐるみを並べて椅子に座らせている
そして、仕事のときは、一緒に出勤している


この間、ひどい過食嘔吐の衝動に襲われて、仕事の帰りなのに、家に向かわず、スーパーへ、過食材料を買いに行こうとしていた



でも、そんな事するのも虚しくて、泣けてきて、泣きながら、くーちゃんとるーちゃんに、話しかけた


「ママは、とても元気ないの。過食嘔吐なんてしたくないのに、しないといられないくらいになって、おうちに帰りたいのに、過食材料買いに行こうとしてるんだよ。辛いよ。」

泣きながら、伝えた


ぬいぐるみだから、返事なんてないけど、くーちゃんもるーちゃんも聞いてくれているようで、話したら、少し安心した



そのあと、スーパーへは行かず、まっすぐおうちへ帰った



この日、過食嘔吐はしなかった


くーちゃんとるーちゃんのおかげだ
支えになっていることは、確か


不安定な心、何か支えがないと生きていけない


それでも、生きている
今日も生きた


今日も支えられて生きている