『プロだけが知っている小説の書き方』の感想
森沢明夫の『プロだけが知っている小説の書き方』を読み終わった。Q&Aで丁寧に技術が書かれていて、しかもそれが精神論などではなく(それらが不要という意味ではない)具体的に凡人の私でも真似ができる技術というのがよかった。ネタの出し方が充実していたのがありがたかったな。
でも「心構えなどではなく具体的な技術を書いた」という筆者の意図からは外れるかもしれないけど「読者のお金と時間(命の一部)をもらうのだから手抜きできない」というのが心に残った。確かに。読んでもらうということを意識するのは大切だね。ユーキャンの童話講座を受けたとき「封筒は大きいのを使ったりして原稿用紙が痛まないよう心遣いをしましょう。それをしない人は不思議と受賞しません。読者を意識する大切さというものがあるからなのでしょうね」みたいなことが書いてあって、それが記憶に残っている。
ところで著者は「小説を書いてみようかな」で大御所が普通に出すレベルのミステリー小説を書ける人間だったらしい。成功する人は才能が違うのか、とも思うのだけれどでは何もしないでいきなり書けたのかというとそうではない。著者は大学時代には年間400冊の本を読んでいたらしいので「何の下地もなく」ではないね。裏を返せば私もそれだけやれば…という希望があってよい。どのみちセンスと才能がない私には地道な努力しかないだろうしね。
シェア
コメント
ログインするとコメントが投稿できます
- むにえな
幽霊くんさん
命の一部をいただいているというのはドキッとさせられますよね。確かにそうなので丹精込めて書かないとですね。
ほほう、トークばかりのライブ。トークショーみたいな感じだったのでしょうね。 - 幽霊くん
読者のお金と時間(命の一部)
これは深く刺さりました( ゚∀゚)
そういえば
山崎まさよしさんが
あまり歌わないでほぼトークだけだったというライブの
ニュースを思いしてしまいました - むにえな
碧泣。さん
Kindleのほうが少し安いですね。私は紙の本で買いましたけど文字が大きめだったので電子書籍でもいいかも。 - 碧泣。
今晩は、遊びに来ました♪
『プロだけが知っている小説の書き方』面白そうですね、技術って。。。買ってみようかな、もうちょっと何とかしたい(ドキドキ…)
本当に、むにえなさんはお勉強家さんですね、良さそうな本を教えてもらえたので嬉しい。
電子書籍で読むと目が死ぬかな? 紙重いしな…。
また遊びに来ます。