黒田龍之介『もっとにぎやかな外国語の世界』を買ってきた
黒田龍之介『もっとにぎやかな外国語の世界』
本屋で見つけて買ってきたけど興味深い話が多くて面白い。経済的な実用性とかなら英語あたり(中国語やスペイン語も普及率はなかなかのもの)をやるのがよいのだろうけど、こうして様々な言語に触れていくというのも実に楽しいものなんだよね。
まずはまえがきと目次とあとがきを読んでみようとパラパラ眺めたらエスペラントについてのコラムを見つけた。エスペラントは多少やってる身として面白く読ませていただいたところ。
概説してくれたあとで「個人的にはエスペラントにあまり興味が湧かない」という旨を説明してくれている。
① 語彙などを見てもヨーロッパ系の印象を受ける
② 趣味的には文法はごちゃついてるぐらいが楽しい
③ 様々な言語が混在してる世の中のほうが好み
といったところかな。
確かにエスペラントは言語版のユーロみたいなところがあるからね。英語よりは公平と言えるかもだけど、言うほど公明正大というほどには感じないかな私も。
文法については規則的だから学びやすいとは思っている。辞書を引きやすいのがありがたいんだよねぇ。だからエスペラントを学び始めてわりとすぐ小説とか読めるようになったしね。まあ、規則的だと語尾のちょっとの変化で意味が変わるから聞き逃しとか怖いし、その意味では頻出語は不規則変化のほうが利点もあるという気持ちもあるかな。覚えるのは大変だろうけどね。
様々な言語の混在については文化の尊重と実用性を考えるとけっこう難しいなぁ。別にエスペラントは世界の言語を統一しようとしてるわけではない(万が一にも普及したときどうなるかは保証しないが)けれど、お互いの言葉を使うこととそれでも会話ができるようにすることはなかなか難しいものだ。日本にいると日本語が通じるのは当たり前に感じられるけどこれは(良し悪しあるだろうけど)便利ではあるんだよね。まあ、私はアイヌ語も勉強しているけど。たぶん機械翻訳の精度が上がることがいちばん効果的なんじゃないかなぁ。楽しいかはともかく。私は勉強するだろうしね。
エスペラントは高い理想を掲げる社会運動の面もあるから、そのぶんだけ不寛容なところもある印象があるね。私は言語の公平性とかに目覚めたわけでもなくて面白そうだからやってるだけなんだが、まあ、私みたいに適当なディレッタントみたいな人間ばかりじゃないしね。
斜め読みはこんぐらいにして、じゃあじっくり読んでいくか。その前に一緒に買ってきた『エロマンガ先生』を読むわけだが。そのあとには『Yの悲劇』と『アルジャーノンに花束を』も待っている。いやあ、積んでる本が多いね。
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コメント
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- むにえな
碧泣。さん
年末ですからね、大掃除したり帰省してきた妹家族に料理を作ったり。空いた時間に本を読んでますよ! - 碧泣。
むにえなさん
この前は弱ったブログにコメントありがとうございました。
おかげ様で元気になったので遊びに来ました。
読書中かな?
また遊びに来ます。 いつも感謝です♡ - むにえな
碧泣。さん
強制しても難しそうですし、何かを強制したら反発がすごそうですね。英語は実質的な世界共通語だと言われてることも多いですけどそれでも話者15億ぐらいらしいしそうそう広まらないですね。
積んでる本は自分の興味で集めたものだからわりとジャンルが偏ってる気もしてたけど意外と面白くなったりしますねぇ…! - 碧泣。
今晩は、遊びに来ました。。。
共通言語って、確かになっていれば世界の人全員と言葉の壁がなくなるなぁ、素敵だなぁと思いましたが、同じ日本の同じ県の東と西で方言が微妙に違う地方に昔住んでいたので、統一するって途方もない夢のような気がしてきました。。。
ある意味強制な支配があっても年月がいるだろうなぁ。。。
ヘンな妄想すみません💦
あと、積みあがってる本のチョイスが面白すぎです(笑)