ゴジラがアマプラに来ていた
『ゴジラVSモスラ』を観まして。これは子どものときにマンガでちょっとだけ見ていたのでなつかしいなぁ。映画を観るのは初めてだね。特撮というのもきっと面白いだろう。少しネタバレも入れて感想を書いてみる。
環境問題をテーマにしていてちょっと古くさい気もする(1998年の作)ではあるし登場人物のセリフがいちいち青くさいんだけど、2時間もない映画だとこれぐらいシンプルに分かりやすく訴えてくれるのは面白いね。経済の複雑な議論を聞きたいわけじゃないからね。
それはそれとして、怪獣がなんで戦ってるのか分からないわね。バトラは要するに環境保護過激派ってだけに見えた。「自然を荒らす奴は絶対に許さない」ってだけで動いているし、モスラは先住民のコスモスを守れればそれでよさげに見えるし。ゴジラに至ってはまったくの謎なんだけど。なんか知らんけど日本で暴れまくる。迫力はある。
コスモスって「自然を守る穏やかな先住民」みたいな登場の仕方をしてたけどやってることは「自分の安全のためなら人間の命も都市も吹っ飛んでかまわないのでモスラを呼ぶ」じゃないかなこれ。なんかいい奴みたいな話に持っていこうとしているけどう~んそうかぁ? まあ、人間が島を開発して住処に人が入ってきたのは大変な思いをしたのかもしれないけど。人里に降りてきたクマのタチが悪い奴らに見えたんだが。
コスモスってなんか神秘的な雰囲気を出して人類の味方みたいな流れになってるけどやってることは自分のためにモスラを暴れさせてるだけに見えるね。「モスラはバトラと戦おうとしています」とか言ってるけどそもそもバトラが生まれたのはコスモスが自然を荒らしたからなので惨事のきっかけを作った先住民のような…。単に自分たちが自然を荒らした罪でバトラに殺されるのが嫌だっただけにも見えたんだけどなぁ。なぜか暴れていたゴジラが共通の敵になったのでなんか知らないうちに流れでモスラとバトラがゴジラと戦い始めてよく分からないうちにモスラとコスモスが人類の救世主のような顔をしていたけど。映画の中ではモスラは人間の味方だよって雰囲気を出そうとしてたけど、コスモスは積極的に人間を殺す理由がないだけで自分のためなら人間の命や生活はわりとどうでもよかったように見えたなぁ。たまたまコスモスの敵が人間にも襲いかかってたので結果的に人間の役に立ったけど。
ゴジラの行動は最後まで謎だった。なんか暴れてた。
面白かったけど!
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