オットー、どうしてそんなに色気に溢れているんだオットー…。曖昧な言葉や気遣いをひそませた仕草、近付いたら危険だと思わせる雰囲気、これが本物の色男か…しゅごい…と終始やられておりました。
オットーは雰囲気だけじゃなくてちゃっかり危ない男だったわけですけども、アムの前で悪者であろうとする様は何とも健気。
そしてそんな彼のために鈴を放棄して、自分の過去や白魔術と向き合ったアムにも良かったね…とニッコリしてしまいました。やっぱりお守りはプラシーボみたいなものだったんだろうか…。
初めは何が何やらといった感じだったのですが、終わりに近づくに連れて謎だった部分も紐解かれてすっきりしました。少し仄暗い心情描写や、落ち着きながらも熱を孕んだようなアムとオットーのやり取りの描写は本当にさすがです。素敵なお話をありがとうございました。