ずっきー先輩のなかで飼われてる。

作者綺森

ずっきー先輩がわたしの絵を描いた理由と、わたしがずっきー先輩に寄りかかりたくなった気持ちは、たぶん、限りなく近しいものだと思う。




作品タイトル【飛べないつばめ】



壁一面に広がるキャンバス

色とりどりの水彩画


描かれていたのは


飛べないらしい、わたしの笑顔




゚+。*゚+。。+゚*。+゚ ゚+。*゚+。。+゚*。+゚



「俺のキャンバスの中で生きてるつばめを、手放すつもりはないから」


話したことさえなかった

天才高校生画家は

わたしの笑顔を飼ってる


つもりみたい



゚+。*゚+。。+゚*。+゚ ゚+。*゚+。。+゚*。+゚




嫌がらせなのか

けなされてるのか

愛されてるのか


わかんないのに


先輩の虹色が希望に見える


なんて、どうかしてる