■コミックシナリオ大賞最終選考ノミネート作品
衰退した街「トラッシュタウン」その街の中で一番底辺と言われているスクリュー地区で暮らすのはキラーと呼ばれる殺し屋のニッケル。
5才の頃に5セントで売られた孤独な殺し屋──
ある日、殺しの依頼を受けターゲットの元へ行くと首輪に繋がれた幼い少女を見つ…
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□ 物語全体のあらすじ □
退廃と進歩が混在した近未来──
急速な近代化が進み電車が不要となった世界のとある国。この国は
約20年前──この国での運搬や移動手段には電車が必要とされ、それはもちろんジェムタウンも必要としていた。
この頃はトラッシュタウンにもトレインタウンという正式名称があり人々は貧しいながらも人の役に立つ電車を造るという仕事に遣り甲斐を感じていた。
しかし、ジェムタウンでは文明の近代化が急速に進み人が生きる
一方トレインタウンの大人たちは電車産業という仕事を失い生活に困窮、失業者、餓死者さらに犯罪者が増えていった。挙げ句の果てには我が子を売るような親も出てきてしまう……
鉄屑だけが残ったトレインタウンはいつしか「
当時の名残なのか現在のトラッシュタウンはスクリュー地区、レール地区、ホイール地区と分かれている。スクリュー地区は貧困層の中でも最底辺だ。そんな地区にある訳ありだろうが大歓迎のオンボロマンション『
ニッケルは
ある日、いつものように殺しの依頼を受ける。但しいつもと違いターゲットの抹殺+盗まれた物を取り返して欲しいという依頼だった。なんと報酬は40000ドルだという。盗まれた物が何なのかを聞くも詳細は明かされず見ればわかると言われてしまう。いざニッケルがターゲットのアパートに行くとそこには幼い女の子が首輪に繋がれ監禁されていた。
抹殺するターゲットの事を最初から大金を叩いてまで殺すような男とは思えないと感じていたニッケルはこの女の子が盗まれた物だと悟る。自身も親に売られた売買孤児だったニッケルは女の子に「好きに逃げて生きろ」と言ってしまうのだった───
この作品は魔法のiらんどに投稿している「殺し屋は幼女を美味しく食べたい」をシナリオ化したものです。
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