秘密という名の共犯者

作者伊吹春乃

彼女の秘密を知った。彼女に秘密を打ち明けた。
誰にも言えない、誰にも言わない、決して口に出来ない秘密。

「違うよ。それは共犯じゃない。ただ共有しただけ――」

――そう、思いたかった。
これは罪ではないと、そう思いたかっただけなんだ。



誰にも言えない〝秘密〟はありますか?