憎悪を愛する少女 Ⅲ

作者zui


私は愛を選んだ


少女は愛を殺した



私は数年前とは比べ物にならないほど、

平穏な暮らしをしていた。


家族というものを知り、

彼と愛を育む。


幸せな日々を過ごした。



だけどそこに囚われていた少女は

気づかないうちに日に日に狂っていた。


落ち着いたはずの少女の瞳は虚ろで、

憎しみと言う名の感情を抱える。


そして少女は刃をたてた。



私は知ることになる。


少女が何を憎み、何を愛し、何に囚われているのか。



少女の真っ黒な闇は真っ白い光で塗りつぶされる。



残酷に美しく、残虐に華々しく、


狂おしい程の愛を少女は紡ぐ――。