<物語全体のあらすじ>
勤勉で真面目な新聞記者、西内優香(にしうち ゆうか)は、身持ちの硬さが災いして長らく彼氏がいない。異性とは無縁の仕事人間生活を送っていた。
だがある日、部署異動がきっかけでセックスカウンセラーに関する記事の執筆をすることに。
仕方なく取材に出向くと、若い女性に首輪を付けさせている、不愛想な男 セックスカウンセラーのシンがいた。
混乱しつつも話を聞くが、女性が 途中で泣き出してしまう。
「こんな普通そうな子になんてことを…!」と憤る優香だったが、シン曰く原因は自分ではないという。
人々が抱えるコンプレックスや偏見と接する中で、優香は次第に、ありふれた問題は、社会の大きな問題であると気付かされる。
そして、自分が抱いていた偏見こそが、彼女を泣かせてしまった原因だった。
大きな過ちに気付いた優香は、再度記事の取材へ向かう。