ゆるふわショタ皇帝と活字嫌いな司書の王都立て直し

作者ゆんた

大学図書館で働く派遣社員の瀬里は、活字は嫌いだけど本の整理は好きだった。

そんな彼女が財政難に陥る異世界に派遣されてしまう。

瀬里を派遣した担保で、ショタになってしまった皇帝こと智彗は、瀬里に国の立て直しを申し出るのだった。

本好きのショタ皇帝と、本の整理好きな瀬里の奮闘物語。



シチュエーション共通小説コンテスト『中華風×復讐』にて佳作をいただきました。ありがとうございました。




司書の模範解答:


『本を読むのが好きだから

図書館司書になりました』



そんなわけあるか。


活字が嫌いだから司書になったんです。






活字嫌いな大学図書館司書 倉田瀬里


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一国を背負うゆるふわな皇帝 凌智彗




『智彗様、可愛いすぎる。』


『え、ええっ?!あ、ありがとうございますっ。』



とても財政難とは思えない、穏やかな空気が今日も幌天安に流れていた。




『····このままでは、潰れるな···この国···。』