尾張の国織田信長の妹・お市は、近隣の諸国の中でも、一・二を争う程の美女であった。
娘・帰蝶を正妻として嫁がせていた美濃の斎藤道三は、信長のお市への愛情が異常だとして、近親相姦を疑う。

昔の美濃、尾張辺りの言葉で、「たわけ」という言葉を知っているだろうか。


単純に、馬鹿者という意味なのだが、屈辱的な言葉として、戦国時代の当時でも、使う事に気を遣ったとされる言葉だ。


だが、この「たわけ」を使われていた人物がいた。


尾張の国の大名、織田信長だ。



そして、この「たわけ」


馬鹿者という意味の他に、近親相姦を意味する言葉だと言う。