戦場のラブコール

作者露輝

「ねぇ!僕と闘おうよ!命をかけて!」
殺すことが生き甲斐だった。自分が生きているという、ただ一つの感覚を得られる瞬間だった。…君と、会うまでは



ねぇ、闘おうよ!

命をかけて。



戦うことだけが、生きている証明だった。

死に向かう瞬間だけが、僕を生かしてくれる。


それを僕にくれるのが君で。


君は僕が殺す。


そして僕は、君を。



君と言う生を、手に入れる。