ここは、4年後に閉鎖が決まっている民間の児童養護施設――

そこに暮らしているのは、親元・親類にも引き取られず、養子縁組の話もない8人の子供達

劣悪な環境と醜い大人達に囲まれ、彼らは今日も生き延びる


――不確かな光を目指して、懸命に生きていく少年のお話


【第一部】 少年期 家族編

【第…

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 闇の中にいたとしても、ほんの僅かな光が差していれば、俺はそれを頼りに進んで行ける。


 ほんの僅かな光でいいんだ。どんなに小さくても、闇の中にいる俺には、必ず届くから――。